ピースウォーカー・後
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が決戦に挑んでいると聞いた、僕達も力を貸す。マキナさんに恩を返す良い機会でもあるけど、何よりフェンサリルの人間として全てを人任せにしたくない。自分達の世界は自分達で守る! 僕達は皆、その信念の下に集った!!』
「アンビリバボー! ここに来て君達が応援に駆けつけてくれるなんて、まだ私達の運は潰えていなかった!」
『現在、あなた達の位置から東に1〜3キロの地点に、これまで温存していた全戦力を配置している。戦闘ヘリ200機、戦車150機、シャゴホッド級100機、他にもまだまだいるぞ!』
「うわぁ、まさに大軍だね!」
『例え相手が新型メタルギアだろうと、これだけの火力で一斉攻撃すれば一瞬でガラクタにできる! あなた達はそれに巻き込まれないように、急いでそこから離れてくれ!』
「わかっ……あ、いや、攻撃はちょっとだけ待って! 君達が来てくれたおかげで、最後の賭けができるようになった! お願いだ、一斉攻撃はその勝負を終えてからにしてほしい!」
『最後の賭け? 何か事情があるようだが……すまない。攻撃開始の秒読みはもう始まっている。恩人であるマキナさんの頼みでも、この世界に生きる大勢の人の命と未来がかかっている以上、待つことはできない……!』
「あ〜そこを何とかって言いたいけど、やっぱり無理か……!」
レジスタンスが援軍に来たことで光明が差したように思えたが、マキナが説得してもオリジナル・なのはの救出に時間は割けないことに、はやて達は悔しさを募らせる。その間にアギトは前線にいるジャンゴとなのはへ、味方から凄まじい一斉攻撃が始まるから戻ってくるように伝えた。
「え、一斉攻撃って……! それじゃあオリジナル・なのはは!?」
「残念だが、もう間に合わねぇ! 早く戻ってくるんだ!!」
「飛んでる私からはよく見えるけど……あっちにどこかの征服王の宝具を連想するほどの大部隊が展開してる。あんなのに巻き込まれたらひとたまりもないよ。ジャンゴさん……悔しいけど、離脱するしかない……!」
「クッ……結局、僕はまた救えなかったのか……!」
悔し気に呟きながらジャンゴとなのはは即座に前線から離脱する。その直後、
『3……2……1……攻撃開始!!!』
豪雨のようにミサイルと砲弾が飛んできてサヘラントロプスを襲撃、業火と爆発が延々と包み込んだ。教会もその炎で崩れていき、中にあった工場もクローン達の亡骸も全て引火して燃えていく。
『発射まで170秒。……165秒。……160秒。……1……55秒。……150……150……ビョウ。ヒャクヨ、ンジュウゴ……ビョ……』
容赦ない爆撃を受けて、サヘラントロプスも耐え切れずに砲撃姿勢を崩し、機械音声が乱れながら右横に倒れる。それでも爆撃は降り注ぎ、完全に破壊する
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