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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
真・魔人-ファウスト・ツヴァイ-part5/取り戻した絆
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ムサシは、ハルナがUFZのメンバーとなったことを祝福した。
「え…本気なの?」
「それは女王陛下から言われての事なのかい?」
しかし一方で、突如ハルナが、自分たちUFZの仲間入りを果たしたという話に、モンモランシーやマリコルヌは困惑した。
「おぉ、可憐な花が僕たち女王陛下の栄誉ある部隊に入ってくれるとは!
平民なのは少し気になったがサイトの例もあるから大丈夫だろう。そう思わないかい、マリコリヌ、レイナールよ!?」
「ま、まぁ…僕もどうせならかわいい女の子が仲間の方が…」
「まったく、男って…」
「簿、僕は別にどちらでも構わないぞ!だから、同類扱いとかは勘弁してくれよモンモランシー?」
ギーシュに続き、マリコリヌまでも不純なことをぼやきだしたことにモンモランシーは彼らを冷ややかな目で見た。彼女から誤解されるのを良しとしなかったレイナールが弁明したもの、ぎーしゅと一緒にいる手前、どれほどの効果を持ったか…期待はできそうにない。ムサシはそんな彼らに苦笑いを浮かべる。そのうち彼らと一緒にされそうな嫌な予感をした。
「平賀君。私は…もう逃げない。ただ平賀君の助けを受けるだけの身にはならない。私も、平賀君と一緒にできることをしたい」
「…無茶はすんなよ」
強い決意を目に宿したハルナを見て、サイトはただ一言言った。
一方、ルイズは少し不満を抱いていた。事件が終わってから、ハルナには結局二つの人格が宿ることになった。一応事件後、ルイズは〈解呪〉で、ハルナからアキナの人格を消そうか提案したが、ハルナはそれを拒否した。自分の闇と向き合うためにも、ウェザリーによって生み出されたもう一人の自分と共に生きていく、と決めたのだ。
その二つの人格とも、サイトは以前と変わらず…いや、寧ろ以前より一層仲が良くなっている気がしてならなかった。
(もう少し、構ってくれてもいいじゃない…)
「そういやルイズ、体は平気か?」
ふと、サイトがルイズの方を見て体調を尋ねてきた。
実は前回の戦いにて、新しい魔法〈イリュージョン〉を習得し、ウルトラマンたちの勝利に貢献したルイズ。だが虚無というものはどうしても使い勝手が悪く、新技となると精神力がすぐに空っぽになりがちだ。
「…別に、何ともないわ」
少しそっぽを向きながらルイズは適当に返す。
「そっか。じゃあ、何かあったらすぐいえよ。お前も放っておいたら無茶しそうだからな」
「わ、悪かったわね…!」
反論したいところだが、実際結構ルイズも無茶をする様があった。特にフーケ事件の時とかが顕著だ。変に気を使ってきてくれているが、サイトの口調からして別に他意がないことが伺えてきた。
今のルイズの様子を見て、ハルナが同じ女性として何かに気付き、彼女の手を引いてくる。
「どうしたんだハルナ。話なら別に俺たちの前でも…」

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