暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは innocent 〜海鳴に住む鬼〜
鬼、戦いに備える
[6/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初
、会議を行う場所なんだが……

「どうぞ、皆さん上がって下さい」

「…………………」

目の前にそびえ立つ豪邸に思わず言葉を失う……さらに、その豪邸の表札には風峰の文字が

「えっ!?ここお前ん家!?」

「そうですよ?」

「わかるわ〜私も最初来たときは驚いたもん…」

「ワシらもじゃ…」

「前に来たときは目を疑いましたね…」

他の後輩達も同じ経験をしたらしい

「幹ちゃん先輩、これ見たらわかるでしょ?」

静が取り出したのは普通のボールペンだった……頭の部分にはKのロゴマークが入っている

「K?……風峰………まさか!?」

「はい、そのまさかです。賢斗さんは日本の約5割のシェアを誇る文房具開発メーカー、風峰文具点の社長令嬢です」

学校の後輩が社長令嬢って……

「あの……あんまり気にしないで下さいね?」

「お……おう……」

目の前の現実に困惑しながら、俺達は家の使用人さんに賢斗の部屋へと案内される

「いやー、リアルメイドとリアル執事とか初めて見たわ……」

「何時来ても思うけど、広いね〜賢ちゃんの部屋」

静の言う通り、賢斗の部屋は俺の倍はある。部屋には大きめの机とベット、それと本棚が大量に置いてある。今は部屋の中心に置いたテーブルを皆で囲んでいる

「さて、早速ですが…」

宗輝がテーブルの上に一枚の紙を置いた

「これがブレイブグランプリのトーナメント表です。私達の位置的にショップチームと早々当たることはありません」

そこはひとまず安心だな……

「そして次にこれなんですが…」

宗輝が自前のノートパソコンの画面を俺達に見せる

「ここに載っているのはショッププレーヤー以外の注目選手です」

最近頭角を見せ始めてきた選手について書かれている

「あれ?幹ちゃん先輩が載っている…」

「え?嘘マジ?」

確かにそこには俺についての記載があった

「俺…注目選手だったんだ…」

「はぁ〜、先輩……今ランキング何位ですか?」

「え?えーっと確か……24位」

「たった一ヶ月でランキング200位台から20位台に上がってたら注目されるに決まってるでしょ?」

「あっ……それもそうか……」

「くるみん先輩って時々抜けてますよね……」

ごもっともです………

その後もトーナメントで当たる可能性が高いチームへの対策や今後のチームでの連係方法について話し合った

「ん〜まぁ、取り敢えずはこんなもんかな…」

「失礼します…」

話が一段落ついたところで誰かが部屋をノックする

「お嬢様、お茶をお持ちしました」

「ありがとう、そこに置いておいて」

「畏まりました」

[8]前話 [1] [9] 最後 最初


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ