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WHITE ALBUM 2 another story ~もう一つのWHITE ALBUM~
【1話】とめどなく降り続ける雪
とめどなく降り続ける雪[後]
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ていると、一人の寂しさと相まって扉からかすかに漏れてくるわずかな隙間風でさえも一層寒く思えてくる。

それから割とすぐに、駅へと向かう集団の中に再び心らしき人物を見かけた。
私はその人の鞄を確認すると、心のものと完全に一致した。

駅へと向かう人混みに紛れる彼女を見失わないように私は地面に置いていた紙袋を手に取り、小走りで追いかけた。

「心ー!!こころー!!!!」

私は人混みに流されながらも、一生懸命心に聞こえるように呼びかけたが、彼女は気づく様子がない。
ふと見ると、彼女は横を見て話しているので私はその相手を見た。
バイトで出来た女友達かな・・・??
だが予想とは裏腹なことに、傍らには一人の男性がいた。

始めはただ不満を漏らした。
とっくに男性恐怖症など克服して私よりも大学生になって早く彼氏ができているということだった。
なんだ彼氏いるならそう言ってくれてもいいのに・・・。
教えてくれなかったことに不満を呟く、だけど本心は嬉しかった、自分のせいで男性恐怖症になってしまった彼女が普通の女の子として男性の隣に居て仲睦まじく会話しているのだから。

私は心がどんな人を選んだのか気になって心に追いつくことをやめて遠めの斜め後ろから覗いてみることにした。

さぁ、どんな人なのかなー!?わくわくで頭がいっぱいだった。
だが、私はその人の顔を見るなり頭が真っ白になり、持っていた紙袋を手から離した。

「おい!止まるな危ないな!!」

「すみません・・・・」

通行人に怒鳴られても、何も頭に入ってこなかった。

「なんで、あの人がいるの・・・」

その最近はしっかり慣れ親しんだ顔。最初の一言にはびっくりしたけど、私を、REIとしての私を認識してくれたあの人...。ちょっぴりの短い時間だけど一緒に帰り道を歩いて彼の話を聞いて、私の話をして。
そんな私にとってのちょっと特別な人。
だけど彼は私の親友の隣にいて。



私の携帯電話が鳴りだし、応答のボタンを押し私は耳に近づけた。

「もしもし??心だけど、ごめん恋愛!気づかなかったんだ」

「いいよいいよ全然。名新屋で買い物してたから一緒に帰ろうかなって思たけど。先に帰ったから大丈夫。心こそ一人で大丈夫??」

「私はバイトの友達と一緒に帰ったから大丈夫だったよ」

「そっかならよかったよ。」

「うん。それより恋愛の方が暗いけど大丈夫??」

「大丈夫大丈夫。そういえばさーーーーーー」

私は最後に心とのある約束をして電話を切った。

心・・・。なんでだろうね・・・。私はどうすればいいのかな・・??

その後も私はその場にただ立ち尽くすことしかできなかった。




3月8日

聖夜の夜から始ま
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