ガンダムW
1541話
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をしたままで何も行動に移さないのは、俺と綾子が生身でどれだけの能力を持っているのかを知ってしまった為だろう。
まぁ、そうでなくても、ここは連合軍の基地だ。
妙な真似をすれば、間違いなく捕らえられてしまうのだから。
「……いいのか?」
俺の隣を歩きながら告げる綾子。
ゼクスだけに聞こえるような声で言ったのだが、半サーヴァントの綾子には当然聞こえていたのだろう。
「ああ、構わない。これで俺達を狙ってくるようなら、ノベンタが無事になる可能性も高くなるしな。それに、俺がオペレーション・デイブレイクという作戦名を知っていた以上、向こうはこっちに注意を向けざるを得ない。……本来なら万全の状態の中で、無理に戦力を抽出してでも、な」
万全の状態だった筈が、強制的に俺に戦力を向けるという事は、どうしても無理が出る。
その無理は本来なら吸収出来る程度の無理ではあっても……無理は無理だ。
OZが対処すべきなのは、俺だけではなくガンダムもいる。いや、寧ろガンダムの方の比率が大きい。
そう考えれば、シャドウミラーというたった3人の傭兵団がいるだけでオペレーション・デイブレイクの難易度は何段階か上がってしまう。
「ふーん。アクセルも色々と考えてるんだな」
「……残念ながらな」
本来ならこういうのは俺じゃなくてエザリア辺りに考えて貰うのが手っ取り早い。
いや、軍事に関係する事だしコーネリアか?
ともあれ、ホワイトスターと連絡が取れない以上、俺がやるしかない訳だ。
エザリアやコーネリアがいれば、俺が考えるよりもっと有効な作戦を考えてくると思うんだが……俺が思いつき、今の立場で出来るといえばこのくらいのものだ。
背後のゼクスとノインが酷く緊張しているのを感じながらも、俺と綾子はその2人を置いて去って行く。
格納庫の整備員にトールギスを収容して整備するように告げると、俺と綾子はそのまま格納庫を出る。
さて、これでゼクスとノインが……いや、OZが俺に対してどういう風に動いてくるのか。
少し楽しみではあるな。
「これからどうするか……やっぱり綾子の機体の方か」
「あたしの?」
「ああ。今のトーラスは宇宙用だ。それにトーラスカノンも地球で使うには色々と不具合も多い」
原作でもビクトリア基地で五飛がトーラスカノンを使った時は、1発撃っただけで故障してたしな。
地球で使うには、その辺を改修する必要がある。
……出来ればハワードに改修を頼みたいところなんだが……
いや、ハワードの専門はあくまでも推進器だ。
であれば、トーラスカノンの改修をするにしてもトールギスのスーパーバーニアのように短期間でとはいかないだろう。
となると、やっぱり連合軍の技術者達に改修して貰う必要があるか
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