『運命』
[2]次話
一体どれくらいの時間を共にしたんだろう。
同じ歩幅で歩んでいたつもりだった。
いつから離れてったんだろう。
いつからか其処に在って、いつからかそれが当たり前になった。
楽しくても悲しくても其処に在った。
共通の感情を抱いてると信じてた。
何もかも背負う覚悟だと真面目な顔で言ってくれた。
背負わすつもりは無かったけれど嬉しかった。
背負わすなんて出来ない。
でも、嫌でも付き纏うものがある。
2人不器用に生きてたね。
君に出逢う為に産まれてきたなんて馬鹿にしてたセリフ。
言われるなんて思わなかった。
それでもやっぱり笑ってしまったんだ。
落ち込む君を見てごめんねって慰めた。
此が運命なら2人は決して離れない。
そして、悲しみなんて要らない。
いつでも温もりを感じられる。
沢山のありがとうと沢山の愛を分け合ったつもりだった。
いつからか離れてった感情と距離は埋まらなくなった。
きっと其れは、そうなる運命だったんだろう。
[2]次話
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