約束の証明
[8/14]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
」
「それが、お父様の言葉……」
「……ってね。彼は事実としてチャンピオンになり、今もまだ防衛している。彼に憧れる人は多く、だからこそ様々なバトルを楽しむ最先端の遊技場、バトルフロンティアが誕生した。そして彼の遺伝子と志を受け継ぐ君は、こうして僕の伝説を次々に打倒している。」
「そうだったんだ。やっぱり、お父様は凄いね」
「君もだよ。勿論君を育てたお母さんもだ。……さて、勝負に戻ろうか。約束の証明は済んだ。勝っても負けても、一生忘れないバトルになる。……最高の気分だよ」
「私が勝つわ。こんな話を聞いて、負けられるわけがないもの」
ジャックはモンスターボールを二つ取り出した。中からは岩のヒトガタと氷のヒトガタが現れた。バトルは3対3。後使えるのは一体だけ。しかしジェムは疑問を感じなかった。
「今から見せるポケモンこそ、僕が持つ最強の伝説。――さあ行くよ!レジアイス、レジスチル、レジロック!」
ジャックの体が、青、赤、緑の三色の光を放つ。彼は瞳を閉じて、ジェムの聞いたことのない呪文を唱えだした。ジェムはそれを、固唾を飲んで見ている。
●● ●○ ●● ○○ ○● ○● ○● ○○ ○○ ●○ ○○ ○●
●○ ●○ ●○ ○● ●○ ○○ ●○ ●● ○● ○● ○● ○●
○○ ○○ ○○ ●● ●○ ○○ ●● ○○ ○○ ○● ●● ●○
レジアイスの身体が、氷が解けるように蒼色の光に交じって消える。
○○ ●○ ●○ ●● ●● ●● ●○ ●○ ●○ ○○ ○○ ○● ●● ○● ○○
○○ ●○ ○● ●○ ○● ○○ ●● ○● ●○ ○● ○● ●● ○○ ○● ○○
●● ○● ●○ ○○ ●○ ○● ○● ●○ ○● ●● ○○ ○● ○● ●○ ●●
倒れたレジスチルが、溶かした金属が流し込まれるように赤い光となって消える。
○○ ●● ●○ ●○ ●○ ●○ ●● ●○ ○○ ●○ ○○ ●● ●○ ○● ○○
○○ ●● ●○ ●● ○○ ○● ●○ ●● ○● ○○ ○● ●● ●○ ○● ○○
●● ○○ ○● ○● ○● ○● ●○ ○● ○○ ○● ●● ○● ○● ●○ ●●
残ったレジロックは、大岩が気の遠くなる時間を重ねて苔むすように、緑の光となって消える。だが3体はいなくなったわけではない。ジャックの後ろで光になったまま、伝説の存在感を放っている。
●● ○○ ○● ●○ ●○ ●○ ○○ ●● ●○ ○● ●● ○● ●○ ●○ ●● ○○ ●○ ●○ ●○ ●○ ●● ○○ ●○ ●○ ○● ●○ ●○ ●○ ○○ ●○ ●● ○● ○○
●● ○● ●○ ●●
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ