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フロンティアを駆け抜けて
約束の証明
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はきついことだって直面するだろう。でも君ならどんな苦難だって乗り越えられるよ。そう確信できた」
「うん、皆がいるもの!それじゃあ……またね!」

 ジェムは振り返り、部屋から出ていく。そしてラティアスに乗ってポケモンセンターへと戻っていった。ひとまずの休息と、次に進む準備をするために。


「そっか、家族か……幸せだなあ、バトル以外で生きてる気持ちになったのなんて、いつ以来だろう……ありがとう、本当にありがとう」


 ジェムが去った後、ジャックは天気雨のような笑顔で涙を零していた。ジェムは初めて誰かを、ポケモンバトルで心からの笑顔を与え、救うことが出来たのだった。




 


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