10話 「領地相続戦争Aー包囲殲滅陣ー」
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
ぶろぐvar
http://suliruku.blogspot.jp/2016/10/10_12.html
Q.どうやって四百人も動員したの?
A.レイプされた獣娘達を扇動して、親御さんの前で演説して貰いました。しかも、破れた衣服を着せて雰囲気たっぷり。
ミルクも大量にぶっかけて、とんでもない凌辱を受けたんだと説明したら――皆、投石紐や農具を持って、参戦してくれた。
-------------
獣人獣
獣獣獣
-------------
ちなみに僕がやった策は、数の暴力を覆す事ができる最強すぎる戦術だ。
その名を釣り野伏せ。
『敵を釣って罠にはめているだけな件』
『ネットゲーで、モンスターを釣る時によく見る戦術な気が……?』
戦闘民族や、熟練した兵士集団じゃないとできない高等戦術だ。
まず、囮が劣勢を装って、敵軍を罠がある場所に誘導する。
そして、疲弊した敵軍を、一気に襲撃して潰走させるんだ。
半包囲している状態からスタートするから、一度に大勢の味方で、少数の敵をボコボコにできる。
奇襲効果があるから、敵軍はとんでもなく動揺して、一時的に戦闘力がゼロに等しいレベルで激減する。
更に、僕を追いかけるために、人間達の戦列は長く伸びて疲弊しているから、一方的に多勢に囲まれて各個撃破される。
その上、敗走した傭兵達が邪魔で、まともに戦えなくなるから、集団の力が逃げる方向に割かれ戦えなくなる。
これら複数の効果が同時に発生する上に、僕たちの兵力は8倍。獣人の身体能力を加味すれば、実質80倍の戦力を瞬間的に叩きつけた事になる。
犠牲を出さずに、敵を虐殺できて当たり前だった。
わざわざ近づく必要もない。
獣人達がひたすら投石紐から、石を放ち、圧倒的な火力でチマチマと苛めれば勝敗は明らか。
弓兵は僕が狙撃して潰す。
そんで僕の投石で、叔父を死なない程度に痛めつけて指揮系統を混乱させる。
「ぎゃぁ!やめろぉぉぉ!ワシを狙撃するなんて親不孝な奴めぇぇぇぇ!」
『ちょwwww殺さずになぶり殺しにする時点で私怨たっぷりな件wwwww』
『犬さん一人でも壊滅できたような……?』
もう傭兵達に戦う気力はほとんど見られない。
しかも、敵軍の背後に伏せていたホワイトの別働隊が――動き出した。
-------------
◎ホワイト率いる別働隊
獣人獣
獣獣獣
-------------
半包囲している状態で、敵軍の背後に蓋をすれば包囲殲滅陣の完成だ。獣人の身体能力は高いから、人間どもはどうやっても逃げられない。
ふぅ……、きっと戦史に残るね。これ。
芸術的な包囲殲滅陣として、長く伝承され続けると思う。
『いや、犬さん一人で戦争しろよってツッコミが入るだ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ