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提督はBarにいる。
紫煙の記憶
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ド』の完成だ。」

 アフォガードは日本だとエスプレッソをかけた物が一般的だが、本来は紅茶やリキュールなんかをかけた物も存在する。そこにレーズンやドライフルーツ、ナッツ類を好みで散らすとまた美味いんだ、これが。

「ん〜っ、大人の味って感じですね。」

「そうね、この味わいはお子様にはわからないでしょうね。」

 俺も一口。俺はレーズンにクルミ、それにシェリー酒をチョイスした。程よく溶けたバニラアイスとシェリー酒が混じりあった物が口に入ると、バニラエッセンスとシェリー酒の香りが口一杯に拡がっていく。そこにクルミのガリゴリという食感とレーズンの仄かな風味が混じり合うんだよ。マズい訳がない。

「いやぁ、贅沢なオヤツだなコレは。ありがとう大和、美味かったよ。」

「いえ、そんな……。あ、ありがとうございます。」

 あらま、顔真っ赤にしちゃって。酔っ払ったか?
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