暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic19-Cその日、ミッドチルダ〜Mission failed〜
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ーヌ准陸尉とルーテシアとガリューはなんとか捕まえたけど・・・U型がわんさかと来てんのよ」

「判った。シャマル達は避難所の食堂で休んでいる。デバイスを渡してやってくれ」

――傷つきし者に(コード)汝の癒しを(ラファエル)――

アリサに治癒術式を掛け、「戦力を元に戻すのね。了解よ」俺の指示にそう答えてくれた。俺は頷き、「さてと」カムエルによって簀巻きにされているリヴィアとディードの側へと歩みる。

「気を付けなさいよ、ルシル。リヴィアの転移スキル・・・マジで厄介よ・・・」

「熟知しているよ」

「???」

“界律の守護神テスタメント”として、“霊長の審判者ユースティティア”との死闘は位相空間転移ありきだ。そういう手合いとの戦いも当然慣れている。

「すまないな、リヴィア・アルピーノ」

――深淵へ誘いたる微睡の水霧(ラフェルニオン)――

スプリンクラーが動いていたのか廊下が水浸しだったため、その水分を利用して催眠効果の魔力を含ませた霧を発生させる。アリサの方へ流れて行かないように魔力で風を生み出し、リヴィアとディードのみに霧を吸わせると目がトロンとなり、ゆっくりとまぶたを閉じた。

「よっこらせ」

2人をそれぞれ両方の肩に乗せて、俺は突入して来た窓から外へと出て屋上へと上がる。そこにはアリシアとヴァイスが居たんだが、「コレは、オットーのプリズナーボクス・・・だったか?」立方体の結界に閉じ込められていた。

「ふむ。あそこにメガーヌさんとルーテシア、あとガリューが隔離されているんだな」

海辺の近くにはザフィーラの鋼の軛で作られた檻が立っている。これで実質残っているのはオットーだけだな。俺はコンコンと結界をノックすると、「んな!? ルシ――セインテスト調査官!」アリシアと、「何やってんすか!?」ヴァイスが気付いて驚きを見せた。

「シャマル、アリサ、すずかがこの2人に墜とされた。まぁ俺の治癒魔法を使ったからすぐに戦線復帰できるだろうが」

そう答えながらリヴィアとディードのふとももをポンポンと叩いた。ちなみにこれは決してセクハラではない。胸や尻を触ってはいないからな!・・・いや、どこを触っても嫌がられたらアウトだったっか。

「でも、調査官としてのルールとか・・・」

「もうそんなこと言っていられないだろ実際」

ターミナルではアイリとザフィーラが、光線を放ちまくるオットーや、それに遠くから放たれて来るレールガンを必死に躱しながらも反撃する姿がある。あれはもう持ちそうにない。

「始末書がすごいことになりそう・・・」

「始末書で済めばいいんだがな」

「え、何か言った?」

「いいや」

内務調査部からのペナルティは始末書で済むだろうが、最高評議
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