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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic19-Cその日、ミッドチルダ〜Mission failed〜
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ろで・・・
「セインテスト調査官」
グリフィスに呼び止められたから振り返ると、「お気を付けて」グリフィスやシャーリー達が敬礼して送り出してくれた。俺も敬礼を返し、急いで寮から飛び出す。“エヴェストルム”を起動し、防護服へと変身。まずは・・・
――
暴力防ぎし
(
コード
)
、
汝の鉄壁
(
ピュルキエル
)
――
対物シールドを引き延ばして食堂の内壁すべてを覆い尽くす。これで万が一、寮が倒壊しても食堂は潰れないで済むし、ガジェットのミサイルやレールガンを防ぎ、魔法の流れ弾もある程度は防げるだろう。
――
我を運べ
(
コード
)
、
汝の蒼翼
(
アンピエル
)
――
背より剣翼12枚を展開して空へと飛び立ち、戦況を左右できる戦力であるリヴィアの魔力を探る。ターミナルの方から戦闘音が続いているが、今はまずリヴィアの無力化を優先だ。で、アリサがリヴィアの側に居ることが判明。場所は炎や黒煙に包まれた隊舎、その3階。魔力反応を標として近付くと窓からリヴィアと・・・
(あの後ろ姿と武装・・・、ディードか!)
先の次元世界ではジェイル・スカリエッティの作品・戦闘機人として、今回ではプライソン・スカリエッティの駒・シコラクス(バトルスーツがノーヴェ達と同じだから、そうなのだろう)として存在しているディードが見える。ディードが武装のツインブレイズを振り上げているとなれば、アリサが床に倒れているかもしれないという状況だ。
「(すでに損壊してるからと言って壊していいものではないが緊急事態だ!)そこまでだ!」
――
闇よ誘え
(
コード
)
、
汝の宵手
(
カムエル
)
――
最優先に行うのはリヴィアとディードの攻撃を停止させること。そのために平たい影の触手カムエルを発動して、これ以上の戦闘行為が出来ないように2人を簀巻きにする。それを確認して、“エヴェストルム”で窓を叩き割って屋内に突入。
廊下には予想通りアリサが居り、床に蹲っていたが、意識はあるようで顔は俺に向けていた。そして彼女の近くにはシャマルの“クラールヴィント”とすずかの“スノーホワイト”が待機モード状態で落ちていたことから・・・
「アリサ。すずか達は大丈夫だ」
アリサを安心させるべくそう伝えた。すると彼女は嬉しそうに笑顔を浮かべ、「お、おそい・・・わよ、ルシル・・・。馬鹿・・・」次いで俺が戦闘に参加するタイミングの遅さを叱責した。
「俺の事情も少しは酌んでくれ。ほら、立てるか?」
カムエルで口まで塞がれていることで「む〜む〜!」と唸るリヴィアとディードを横目に、アリサに右手を差し出す。すると「あんま見ないでよ」顔を腕で覆い隠した。近くには吐瀉物があるため、腹に大きな衝撃を受けたんだろう。
「・・・あたしは少し休めば自力で動けるわ。アンタは外をお願い。・・・メガ
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