『Treasure』
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夏の出逢い、信じられるわけ無い展開についていけず、其れでも信じてしまった。
強く強く望んでいたものが手に入ってしまった気がして怖くなったりもした。
でもそんなことより本当はものすごく嬉しくて仕方なかった。
すごくすごく掬われた。
貴女はぐいぐいくるから僕はちょっとどうすれば良いか解らなかった。
でも貴女は簡単に僕の心に入り込んできた。
不思議なチカラを持つ人だった。
僕は貴女に惹かれ、貴女の虜になっていた。
貴女の存在がなければ生きてけないくらいに。
貴女が固い絆で結ばれてる仲間と仲違いした秋頃、僕はどうにか前の2人に戻ってと願った。
出来ることはしたつもりだった。
窮地に追い込まれてった貴女は寒い冬を何とか乗り越えてくれた。
僕は貴女を生かすことに必死だった。
和解の春から遠くない初夏、貴女は旅立ちに僕を連れてったのに独り逝った。
最後の最期に僕を遺した。
貴女と共に逝くと決めてた僕を...。
消えない貴女を僕は死ぬ迄ずっと放せないだろう...
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