暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1539話
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場合はゼクスを好きだけど、ゼクスの方はノインにそういう態度を取らないしな。
 原作では最終的にくっついた……ような、そうではないような? 色々と微妙な関係になる2人だったが、それだけに俺と綾子の関係が羨ましく感じるのだろう。

「最強、か。その言葉を口にする者は多くいるが、本当にその名に相応しい者は少ない」
「だろうな。俺もそう思う。……だが、それを知った上で敢えて言わせて貰う。純粋な生身の戦いで、綾子に勝てる者は俺以外に誰もいないと」

 正確には凛なら綾子といい勝負が出来るだろうが、凛の場合は八極拳を習得していたとしても、結局魔術師だ。
 どうしても近接戦闘で半サーヴァントの綾子と戦った場合、分が悪い。

「そこまで自信に満ちた言葉を聞くと、本当ではないかと思ってしまうな」
「まぁ、限りない事実だからな」

 呟き、ふと考える。
 ここでゼクスとノインに俺達という存在の異常性を見せつけておく事は大きな利益になるのではないかと。
 悪目立ちするという考えもあるが、OZから盗み出されたトールギスを使っており、連合軍の演習に乱入した時点で既に目立つ事は確定している。
 であれば、目立たないなどというのは既に考えるまでもない。
 後は、ただ俺達に手を出せばどれ程の被害を受けるのかというのを、ゼクスとノインに思い知らせておくのは間違っていない筈だ。
 ……オペレーション・デイブレイクでガンダム以外にOZからも狙われる危険はあるが、その辺はどうとでもなる。
 それよりは、やはりこっちの強さを見せつける事の方が重要だ。

「そうだな……そこにあるの、分かるか?」

 ゼクスと会話をしながら向けた視線の先にあったのは、床に落ちていた金属で出来たネジ。
 当然ながら金属の塊であり……その上で指先程の大きさのそれは、普通に人間であればどうしようもない筈だった。
 ……にしても、ネジがこんな場所に落ちてるってのは、正直どうなんだ?
 整備員にはしっかりするように言っておいた方がいいのかもしれないな。
 それでも俺が直接言うじゃなくて、ノベンタ辺りから言って貰う事になるんだろうが。

「これか? それは構わないが……これをどうしろと?」

 仮面を被っているのでその表情は分からないが、声だけでも訝しんでいるのは分かる。

「そのネジ……見て分かると思うが、金属で出来ているよな?」
「ああ」
「普通なら、その金属を……それもそんな小ささの金属をどうこうは出来ない」

 これがもし鉄パイプとかの一定の長さがある金属だったりすれば、テコの原理とかそういうのを利用したりして曲げる程度の事は可能だろう。
 だが、指先程度の金属の塊であるネジでは、何をどうしようとも意味はない。
 事実、ゼクスも俺の言葉に異論はない
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