ガンダムW
1539話
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わせなかったのだから。
ともあれ、そんな綾子は非常に目立つ。
……まぁ、連合軍の基地の中にいるのに連合軍の軍服を着ていない俺も当然目立つんだが。
だからだろう。俺達を探している相手にとって、俺達という存在を見つける事は難しくなかったのは。
ともあれ、こっちに近づいてくる相手を目にし……驚きの表情を浮かべてしまったのは当然だろう。
何故なら、その相手は金属で出来たマスクを被っていたのだから。
そして背後には、ショートカットでありながら前髪は長いといった髪型をした女の姿もある。
……そう、ライトニングバロンこと、ゼクス・マーキス……こと、ミリアルド・ピースクラフトと、ルクレツィア・ノイン。
本来であれば、今頃はガンダムを相手にする為の準備として色々と忙しいだろうに……何でまたこんな場所にいるんだ?
「アクセル・アルマー代表……でよろしいかな?」
「ああ。ライトニング・バロンに俺の名前を知って貰っているとは驚きだな」
ライトニング・バロン。ゼクスの通り名、通称、二つ名、異名……色々と呼び方はあるが、まぁ、そんな感じの名前だ。
俺が色々な世界で呼ばれている大魔王と似たような感じと言ってもいいだろう。
「私の事をご存じとは……」
「有名なパイロットなんだろ? 傭兵をやっている以上、そのくらいの事は調べているさ。……それに、そのヘルメット? 仮面? そんなのを付けているのは、俺が知ってる限りお前くらいだし」
「ふふっ、確かにな。だが、残念ながらこの仮面を付けているにも色々と理由があってね」
仮面なのか。まぁ、鉄仮面と言われればそれまでだが。
「……で、そっちは? ゼクスの副官か何かか?」
「ああ。彼女はルクレツィア・ノイン一級特尉。お察しの通り私の副官のような事をして貰っている」
ゼクスの副官か。……なるほど。やっぱりビクトリア基地はもう五飛に襲撃された後か。
まぁ、そうでもなければノインがゼクスの副官をやっている筈もないか。
いや、ノインはゼクスを深く愛している。
そう考えれば、実はそこまで不思議でもないのか?
ともあれ、この2人が俺の前に現れた理由は考えるまでもないだろう。
向こうにとっても、ガンダムに対抗出来るMSというのは必須なのだから。
「そうか。ああ、紹介が遅れたな。こっちは美綴綾子……アヤコ・ミツヅリか。俺の副官……というのは正しくないか。同僚だな」
「……ほう。また、随分と凄い武器を持っているな」
「生身での戦いは、俺以外に対しては最強と言ってもいいだろうな。自慢の女だ」
その言葉で俺と綾子の関係に気が付いたのだろう。ゼクスが一瞬だけ身動ぎし、同時にノインが少しだけ……本当に少しだけ羨ましそうな視線を向けてくる。
まぁ、ノインの
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