暁 〜小説投稿サイト〜
『ムチツジョ』で何が悪い!
第一序『ニューガク!』

[1]後書き
ー拝啓、お母様お父様。暖かな春の日差しの中、俺はいま……DQNに絡まれてます。
…なんでだよ!おかしいだろおい!?クソッ、今から入学式だぞ?何でよりによって今なんだぁあ!?
「おい、早く金出せよ」
俺は不良に胸ぐらを捕まれながら震えてた。
「い、いや…あの、いまも、もってなくて!!」
「ああぁっ!?いいから出せよ!!持ってんだろ!?」
マジで持ってねーよ!あーあ、周りから笑われてるよ…かっこわりーな、俺……誰か、コイツらブン殴ってくれよ…そう思ったのも束の間不良がいきなり吹き飛んだ。
「あ、ごめんなさい…急いでたので。じゃっ!」

そう言って去った人は可憐な美少女だった。

そして俺はこのときは思ってなかった、これが俺のめちゃくちゃな人生の始まりだったと言うことを…
〜入学式だお♪(作者は現実では終始血眼だったんだお♪)〜
さて、入学式も終わって学級の確認だ。
「…え〜と、1年…3組か、まぁまぁだな…」
俺は脳内にラブコメアニメのほのぼのシーンのBGMをかけながら教室の戸を開けた。
まぁ、普通だったよね、うん。黙って席に座ろう。俺の席は教卓が目の前にある寝にくい席だ。
「…なぁ」
後ろから声を掛けられた。
「あ…俺?」
「うんうん、俺、國原 優真(クニハラ ユウマ)!よろしくな、お前は?」
「篠宮蒼汰、よろしく…」
これこれ!これだよ、俺が求めている高校生活は!中学じゃぼっちだったからな…
「なぁ、このクラスどうだ?」
「どうって、何がだ?」
「バカお前…女子だよ、女子…俺はかなりレベル高いと思ったけどな♪」
あぁ…コイツ、女好きか!!よりによって苦手なタイプ…!だが話を合わせとこう…。
「あ、あぁ…俺もいいと思うぞ?」
「そうか〜、そうだよなー!!ま、俺そういうの興味ねーけどな!」
!?な、なんだってぇえぇぇ!?明らかにイケメンでスポーツ出来そうな顔してんのに興味ねーの!?
「お前…もしかしてソッチ系?」
俺は引きぎみに聞いた。
「ちげーよ!単に今はいいんだよ!スポーツに打ち込むからな!」
あぁ、よかったー、危うくソッチの友達ができるところだったぜ…
[1]後書き


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ