『Rain』
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止まない雨に冷えてく2人の躰。
泣き出す君を唯、なんのチカラもない僕は抱き締めるしかできなかった。
温もりすら与えられず。
少しずつ重なってく不安や弱音が肥大化してった君。
堪えきれず潰されそうな君。
其れでも責任感溢れる君は君自身を責めて奮い立たせた。
気付いてあげられなかったのは僕。
君の手をとって君のチカラになりたかった。
あの時の僕に何ができたかな...
不器用でも何でも良いから伝えたら良かった。
吐き出して良いんだよって。
此処で受け止めるよって。
安心して良いんだよって...。
そしたら何か変わったかな...
いつまでも降り続ける冷たい雨を凌ぐことができたかな...
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