第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#32
ETERNAL PUNISHMENTW〜Little Flower〜
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ートルの範囲圏内で、破滅と平静が混在していた。
生と死が、狂気と決意が、終焉と創成が幾度も交錯した。
甲高いヒールの音、その先でブックホルダーを下げた少年が
いつもの仕草で佇んでいる。
背後から現れる幻像、その手が年代物の赤ワインとグラスを携え
カチンと澄んだ音を鳴らす。
速まる歩調、高鳴る鼓動、余計なものの介在しない、本当の再会。
いつか棄てた、心の欠片。
それをそっと、拾い上げて、磨いて。
抱いた想いを胸に、彼女はただ、笑っている。
普通に、笑っている。
←TOBE CONTINUED…
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