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ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
真・魔人-ファウスト・ツヴァイ-part3/相反する力の奇跡
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ことができる。
「ぐ…」
「さようなら…ウルトラマンゼロ!!」
広げた両腕の拳を、ファウスト・ツヴァイは相槌を打つように合わせて、闇の光弾〈オーバーダークレイ・ジャビローム〉
をぶつけようとした。
もはやこれまでか…!!

だが、そのときだった。


「ハァ!!!」


「ウグアアアアア!!!」


突然、ファウスト・ツヴァイは横から飛んできた何かに蹴飛ばされた。


「な…」
ゼロは予測しなかった事態に驚く。今のは…ジュリオがようやくゴモラを出してきてくれたのか?それとも…シュウがネクサスに変身して助太刀に来てくれたのか?
だが、それらの予想は全てはずれだった。
「ッ!!き…君は…!!」
目の前に降り立った、もう一人の巨人を見て、ゼロは…サイトは驚愕した。
光線の発射の邪魔をされ、イラつきを覚えながらも立ち上がったファウスト・ツヴァイも、ゼロの前に立つその巨人を見て、その言葉を言うしかなかった。

「ば…馬鹿な……お前はもう、変身できないはず!!」

ファウスト・ツヴァイの光線を妨害し、ウルトラマンゼロの窮地を救った新たな巨人、それは…



白く光る目と、青く輝くカラータイマー。
そして以前よりも女性らしく美しい顔つきと肢体を持つ…



『ファウスト』だった。


ハルナは、もう一人の闇の自分と心を一つにし、

『光の力』で再びファウストに変身したのだった。

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