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レインボークラウン
第三百八十八話

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             第三百八十八話  お風呂場で
 春奈はお風呂に入るとまずだった、身体を隅から隅まで洗いはじめた。それこそ足の指と指の間までだ。
 全て洗う、イーとリャンはその主に彼等も身体を奇麗にしつつ尋ねた。
「毎日ですね」
「本当に隅から隅まで洗われますね」
「忘れやすいところまで」
「何処までも」
「だってお風呂に入るから」
 だからこそというのだ。
「もうね」
「お身体をですか」
「隅から隅まで、ですか」
「洗って奇麗にしないと」
 石鹸でだ、石鹸を付けたスポンジで本当に隅から隅まで洗っている、指等は手を使ってそのうえで洗っている。
「汚いから」
「それも毎日ですか」
「毎日一度はですか」
「そうして奇麗にしないとですか」
「駄目なのですか」
「私的にはね」
 眼鏡は脱衣場に置いてある、その顔での言葉だ。眼鏡を外したその顔もかなりの可愛さだが本院は知らない。
「そうして奇麗にして」
「髪の毛も」
「そちらも」
「それで身体を温めるの」
 これは湯舟でだ。
「私はね」
「湯舟でもかなり入られますし」
「汗もかかれて」
「そちらもですね」
「お好きですね」
「ええ、身体を温めると頭もすっきりして」
 それでというのだ。
「またお勉強にも力が入るから」
「気持ちがリフレッシュする、ですね」
「そのことがあるからですね」
「お湯にも入るの」
「成程、では」
「お身体を洗ってから」
「今日もお湯に入るわ、そしてお湯から出たら」
 その次はというと。
「髪の毛も洗うわ」
「シャンプー、リンスにですね」
「コンディショナーも」
「しっかり洗わないとすぐに痒くなるし髪の毛も奇麗にならないから」
「だからこそ髪の毛も」
「奇麗にされますか」
「ええ、今日もね」
 こう言ってだ、まずは身体を隅から隅まで洗ってだった。春奈は身体の泡をしっかりと落として湯舟に入った。
 そして身体がそれこそ真っ赤に茹だる位まで温まってから髪の毛を洗った。こちらは実際にシャンプー、リンス、コンディショナーまで使って奇麗にした。


第三百八十八話   完


                      2016・10・22
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