暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
恋姫†無双 〜美しき蝶の仮面〜
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の仮面、誰だかわかる?」

「うーーん、そういえば正体は知らないんだよなぁ・・・・・」

(なんだこれ?・・・・・いや、なにこれ面白いけど。「お約束」ってことなのか?仮面一つでバレないのか!?)






「むぅ、なかなかやりおる」

蒔風がそんなこと考えていると、星と貂蝉がちびとデブを倒していた。
と言ってもその二人は倒れたフリだ。
戦ったのも長身にいけと言われて渋々いったようだった。


そして長身と戦い始めてから少しして、今は押され始めている。


(これも演出か。やりおるな、星!!)

ここまでくると蒔風も楽しんできた。
こうなるとこの男は悪乗りをする男だから―――


周りの町民は心配そうな顔をしている。
よく見ると鈴々や翠も手に汗握っている。

をい、お前らそれでいいのか?



「へぇ〜〜〜〜いいな、これ・・・・・・ん?」


ゴソリと蒔風がポッケに手を突っ込むと、そこに何かあった。
取り出してみて蒔風の顔がにやりと笑う。


「あのときか・・・・やるなぁ貂蝉。ありがたく使わせてもらおう」



そうして蒔風の姿が路地裏に消える。






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「ぐあああ!!!」
「いやあああん!!!」



「ああ!!華蝶仮面が!!!」
「やられちゃう!!!」
「頑張って華蝶仮面!!!」
「負けるなーーーー!!!」


「へっへっへ、オレはここからトンズラするぜぇ。あばよ二人さん!!!オレは世界当主になるんだぁアぁああああああ!!!」


この男、完全に酔っている。
もう何言ってんだかわからなくなった。


男がその場から走り去る。
だが・・・・・


「なんだ?何者だ、てめえ!!!!」


その脚が一人の男の前で止まる。
男はボロボロの布に頭から身を包み、その正体は誰にも知られない。

「誰かの叫びが聞こえたんだ」

「なに?」


「力と技の二人の戦士から受け継いだこいつが、ここにオレを導いた!!!」


男がその手に持つのは仮面。
華蝶仮面の物と同じだが、色だけは違う。



「ま、まさかてめえは!!!」

「ふっ、助けに来たぞ!!!一号、二号!!!!」


「お、お前は!!!(貂蝉、うまくやったな!!!)」

「ま、まさかぁん!?(ふふっ、ちゃんと受け取ったようね)」



ブワサァ!!!!


男が布をはぎ取って、顔が見られる前に仮面をつけた。


「風の唸りに血が叫び、力の限り、ぶち当たるッ!!オ
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