第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
恋姫†無双 〜突然の襲撃、怪我の功名?〜
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「ご主人様があそこまで言うからには我々も真名を預けるほかありませんね」
「い、いや、別にそこまでしなくても」
「そうでなくても先ほどの行動には皆感心し、認める者がありました」
「は、はぁ・・・・・」
「皆も、依存はないだろう!!!」
「とーぜんなのだ!!!あれだけすごいの見せられたら認めるしかないのだ!!」
「私は娘を助けられています。本当にありがとうございます。そんな人に真名を教えないのは失礼ですわ」
「それにしても、どんな速さだ。私の目をもってしても見えなっかったぞ」
「そうか?あたしには見えたぞ?こう、バーーッ、と走って行って腕を突き出してあれを止めたの」
「よ、よりょしきゅおねぎゃいしましゅ!!!」
「朱里、噛んでおるぞ?」
「は、はわわ!!!」
そう言って蒔風に真名を教えた北郷軍。
と、そこに華琳と蓮華が話しかけた。
「我々としてもあなたを認めざるをえないようね。華琳よ。覚えておきなさい」
「あの武、あの心、どれをとっても劣ることのないものだった。我々の真名も預けようと思う。これは我々全員の意志だ」
「あ、ありがとう・・・・・(やべぇ・・・覚えきれるかなぁ・・・・・心配になってきた・・・・)」
そんな小さな心配をしている蒔風。
それはともかく、無事に皆に受け入れてもらい、蒔風はほっと安心した。
だが
「ぬぐぉおお!!!???」
急にそんな大声をだし、皆がびっくりする。
その背中には短刀が三本ほど刺さっており、城壁にはさっきの白装束が踵を返して逃げ出していた。
「しゅ、舜!!!背中背中!!!!」
「刺さってる!!!!」
「大変だ!!!急いで手当を!!左腕だって・・・・・・」
「・・・・のやろ・・・・・」
「舜殿?」
「ど、どうしたんだ舜?」
星と一刀が蒔風におそるおそる声をかけると、蒔風が爆発した。
「てめえらいい度胸じゃねえか!!!地の果てまで追っかけてブッ飛ばす!!!!ってかこれ一本も急所に刺さってねえじゃねえか!!!!!やるならちゃんとやれや!!!!」
おもっクソ元気だった。
そのまま走りだして白装束を追いかけるほどに。
その姿は妙にシュールだった。
「・・・・・・・嵐のような者だな・・・・」
「なあ貂蝉、翼人ってあんな奴ばっかなのかな?」
「わからないわん・・・・・でも変な人ねぇ」
「お前に言われちゃおしまいだな」
その日、蒔風が帰ってきた頃には日はとうに沈んでおり、自分の部屋がわからなかった蒔風はとりあえずどこかの蔵で一晩を過ごした。
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