第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
恋姫†無双 〜突然の襲撃、怪我の功名?〜
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して蹴り飛ばし、落下しながらも蹴り、又は投げ飛ばした。
総数にして79個ものダイナマイトはすべて打ち上げられ、花火となって大爆発を起こした。
最後のに至っては地面スレスレでキャッチし、上空にブン投げるほどにギリギリだった。
ゴオォォォォォォォォォォォォォォォォンンン・・・・・・・
大気が振るえ、木々が振動し、みんなの鼓膜がビリビリと鳴る。
この時代には爆弾はない。
突如として起こったこの状況に、皆驚くばかりだ。
「う、うわぁ!」
「きゃあ!?」
「うおぉ!?」
「たーーまやーーーー・・・・っと、お前逃げんな」
「うぐっ!?」
蒔風が顔に付いた土をこすりながら白装束のうちの一人をふん捕まえる。
すぐに壁際に放り投げられ、武将たちに取り囲まれる。
「ほかの奴らはもう逃げたか。まあ?お前から話を聞こう。誰の差し金だ?」
「ほ、北郷一刀はこの世の歪み・・・・・それを正すは我らの正義・・・・・・!!!!」
蒔風が睨みを効かせて問いかけるも、白装束はぶつぶつとうわ言を繰り返して聞いてもいない。
「どうやら「奴」ではなさそうだな。「奴」はこんな粗末な人形は作らない」
「どうやら左慈ちゃん達が送った刺客でしょうね。よぉっぽどご主人さまを殺したいんだわ」
「お前も大変だよなぁ?」
「あ、あはは」
「こいつは呪術で形作られた人形。ここで消さないと何をするかわからないわよん?」
「ま、そこらへんの処理は任せるよ」
そう蒔風、貂蝉、一刀が話し、周りの武将が白装束をたたっ切ろうとする。
だがその瞬間
「北郷一刀・・・・・その周りの者の一人でも多く消すべし!!!!」
そう叫んでから何かを投げつけ、そして黒い霧となって消滅した。
バサリ、と白い布がその場に落ちる。
だが蒔風をはじめ一刀、貂蝉はその男が何を投げたのかしっかりと見ていた。
そしてそれが飛んでいく方向には恋の飼い犬、赤兎、そしてそれとじゃれている璃々がいる・・・・!!!!!
「や!!め!!!!ろぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!」
璃々たちに投げられたダイナマイトの導火線はもうすでに残り一センチもない。
もはや一刻の猶予もない。蒔風は全速で駆けだした。
(加速開翼!!!!!)
バッ!!!!!ゴォウ!!!!!
一筋の銀白の光となった蒔風が璃々の元に到達する。
そして・・・・・・
ドッゴォォォォォオオオオオン!!!!!!!!!
「!!!!!!璃々っ!!!!」
「そ、そんな・・・・・・」
「璃々・・・・
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