第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
恋姫†無双 〜戦闘・呉&董卓〜
[2/3]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ん、やられる・・・・・長時間、それこそ何日でも粘って好機をうかがう暗殺者(われら)だが、この男の前に立つだけでかなりの疲労だ・・・・・本当に何者だ?)
そんな思春の推測。
冷や汗が垂れるが拭くことなどできない。
それほどまでに思春を追い詰める当の蒔風はと言うと・・・・・・
(やべーーーこの均衡どーにかしないとなぁ・・・・ちょっと脅かすか?)
彼もまた、動きのないこの状況をどうにかしようと考えていた。
そして蒔風が少し動く。
だがその動きに思春は隙を見いだせない。
(こ、この男・・・・構えのまま近づいてくる!?)
ジリジリと
本当に少しずつだが
蒔風が距離を詰める。
最初は五メートルほど離れていた。
だが今は四メートル五十センチ・・・・・四メートル三十・・・・四メートル・・・・・三メートル七十・・・・・・
そしてさらに数十分の時間をかけて思春と蒔風が超至近距離にまで近づいた。
もう一メートルも離れていない。
(ッ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!)
(まだ耐えるのか。まあ・・・・・)
シュカン!!!!!
「これでおわりでね、悪いな」
トスッ
ここで初めて周りの者が気付いた。
蒔風が倒れる思春を支え、地面に寝かせる。
この静かな攻防を最初から最後まで見ていたのはこの中でも数名だ。
ほとんどの物は見てもいなかった。
まさに、暗殺者としての戦いであった。
「オレさんの超得意分野でここまで張りあうとはこの子もやるなぁ」
「思春、よくやったわ」
「う・・・・蓮華様・・・・申し訳ございません・・・・」
「いいのよ。彼の実力は知ったわ。十分にね。あなたの戦い、確かに見届けたわよ」
「あ、ありがとうございます!!」
(い、言えないわ・・・・途中で飽きてて見てなかったなんて言えない・・・・・・)
呉メンバーも下がり、観戦モードに入る。なぜなら次は・・・・・・
「さあ〜〜この武芸会もついに最終戦!!!ことごとく勝利していくこの男を止められるのはもうこいつしかいない!!!!
董卓軍!!!!!呂布、奉先〜〜〜〜〜〜!!!!!」
「星、おぬしノリノリだな」
「うむ、あの男、なかなかに楽しいな。嫌いではない」
「星、まさか・・・・・」
「む?何を早とちりしておるのだ。まだそうとは決まっておらんよ」
「そ、そうか?」
「そんな簡単に決めるような女に見えるのか?愛紗よ」
「い、いや・・・・」
そ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ