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世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
恋姫†無双 〜対戦・魏&北郷軍〜
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つく。

無理もない。春蘭は魏において最強の武将だ。
その春蘭がなにも出来ずに打ち負かされたのだから。


「さ、次は誰だ?」


と蒔風が周囲を見渡して言うが、実際はこの戦い、冷や汗ものだった。


(手ぇ痛ぇーーー!!!カッコつけて素手でやるんじゃなかったよ!!見た目以上の力だなおい・・・・・・こりゃフォルスが少なからず入ってんな・・・
 力の使い方に気づけば化けるぞこれ。手ぇ痛い!ジンジン言ぅとるよ!?)



そんな蒔風の前に踊り出たのは北郷軍代表、星だ。


「クジ順では私だな。では、趙雲子龍、いざ参る!!」

「よし、やるか!」



蒔風と星が向き合う。



二回戦開始の銅鑼が鳴った。



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「何なのだあやつは!素手に負けるなんてもう私はダメかもしれん・・・・」

「あ、姉者、気を落とすな。また今度勝てばいいではないか」

「そうですよ春蘭さま!!あ!!今度はボクがあいつをボコボコに・・・・・」


落ち込む春蘭を妹の夏候淵(真名・秋蘭)と部下の許緒(真名・季衣)が励ます。


「まさかあんたが負けるなんて思わなかったわ・・・・・」

と、いつもは辛辣な言葉をかける魏の軍師、荀ケ(真名・桂花)までもが唖然とする。


そんな中


「あれには無理よ。諦めなさい。春蘭はよくやったわ」


華琳が声をかけた。



「か、華琳様!!!」

「あの男は確かに強いわ。それは認めざるを得ない事実よ」

「そ、それは・・・・・」



「まぁ、見てみましょう。あの男は一体どれほどの人間なのか」

「華琳様、まさか・・・・・」

「いいえ、違うわ。でも・・・・・」

「でも?」

(大きな器・・・・でもないわね。なにかを感じるわ・・・・本当に只者ではないみたいね。でも、王の素質は感じられない・・・・・だからと言ってそこらの凡夫とも違う・・・・あなたが何者で、一体どんな人間なのか、じっくり見させてもらいましょう)





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「星雲神妙撃!!」


星が飛び出し槍による刺突の連撃を繰り出してくる。
それはさながら突きの壁だ。

ついに蒔風が武器を取り出すのか、と皆思った。


だが、「星」の名を冠する以上、蒔風にこの技は効かない。


「打滅星!!」


スパァン!!



蒔風の拳が壁に放たれ、
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