第2章:異分子の排除
第38話「お買い物」
[3/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
まで来た訳だ。」
「あぁ、そういう事...。」
ラウラはつい最近まであまり世間を知らなかったため、水着も持っていなかった。
だから今日買いに来たらしい。
「...なら、混ざってくれば?どうやら、同じ目的みたいだし。」
「む、そうなのか?...だとしたら、なぜお前たちはこんな所で...。」
「それは...ちょっとね。」
物陰に隠れてついて行きながら、鈴たちはそんな会話をする。
「ふむ....そうか。」
「...あれ?結局行かないの?」
「なにやらこちらも面白そうなのでな。」
“尾行する”という行為に案外乗り気なラウラ。
「では、見失わないようについて行こう。」
「ホントに同行するのね...。まぁ、いいわ。」
イキイキとしながら鈴たちと同行するラウラ。
好奇心の多さはどうやら見た目相応のようだ。
「(.....ばれてるんだけどなぁ...。)」
...尤も、三人は隠れているつもりでも桜にはばれていたが。
「...ん?あれって...。」
「どうしたの?」
水着売り場に向かう途中、秋十は何かを見つける。
シャルロットが気になり、そちらを見てみると...。
「兄妹...?知り合いなの?」
「ああ。親友とその妹だ。」
秋十は軽く関係を説明し、その二人に近づく。
桜たちもそれについて行く。
「よっ。随分と買っているな。」
「あ、秋十さん!?」
向こう側は気づいてなかったようで、秋十に話しかけられて妹の方...蘭は驚く。
「秋十じゃねぇか。どうしたんだ?」
「ちょっと水着を買いにな。...そっちは?」
「俺はこいつの水着と服の買い物の付き添いだ。」
見れば、弾は既に結構な紙袋を持っている。既に買い終えているようだ。
「しかしまたそれなりの人数で...。」
「あぁ、それはもうすぐ臨海学校があるからな。シャルが買いに行くから皆一新しようと...。」
「“シャル”?」
「あっ...っと、紹介し忘れていたよ。」
秋十は弾と蘭にシャルロットの事を軽く説明する。
さすがにデュノア社云々の事は言わなかったが、ワールド・レボリューションに所属している事は紹介した。
「えっと...秋十の親友...なんだよね?よろしくね?」
「あ、はい!五反田弾です。よろしくお願いしまsいっづ!?」
「お兄、鼻の下伸ばしすぎ。」
金髪美少女という事で、弾は緊張しながら挨拶した所で蘭に脇腹を抓られる。
「いっつつ...なにすんだ蘭!」
「いつもそうやって女性の前でデレデレして...。相手によ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ