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転生とらぶる
ガンダムW
1536話
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「アクセル代表、私達はこれからブリーフィングを行います。出来れば参加して欲しいのですが……」

 黄色のペンキ塗れになったエアリーズから降りてきた連合軍のパイロットが、俺にそう声を掛けてくる。
 ちなみにアクセル代表と、W世界に来る前と同じように呼ばれているが……これは仕方のない事でもある。
 最初は臨時ではあっても俺に連合軍の階級を与えようという話があったのだが、幾ら精鋭が揃っていると言っても、結局は俺と凛、綾子の3人だけだ。
 しかも実際にMSで戦場に出るのは俺と綾子の2人だけ。
 そんな2人に階級を与えるとすれば、それこそ少尉とかその辺になるのが普通だろう。
 で、もし少尉なんて階級を俺に与えられれば、連合軍の中でも俺達を利用しようとする軍人が階級を笠に着てこないとも限らない。
 だが、それを防ぐ為に2人組で行動するのに大佐とかの階級を与える訳にもいかず。
 まぁ、マブラヴ世界のプロミネンス計画に出向していたスレイは大佐の称号を貰っていたが、それはシャドウミラーという後ろ盾があっての事だし。

「いや、その辺はそっちで話を纏めてくれ。それが終わった後でこっちに話を持ってくれば、それに対する感想を言わせて貰うから」

 傭兵として雇われた中で、ノベンタに要請された最初の仕事が、この模擬戦だった。
 考えてみれば当然だが、トールギスはガンダムと単機で渡り合えるだけの能力を持っている。
 それはつまり、仮想ガンダムとして考えればこれ以上ない相手となる訳だ。
 ……勿論ガンダムというのは5機それぞれで大きく性能が違う。
 純粋に今のトールギスを仮想ガンダムとして考えるのであれば、スーパーバーニアの高い機動力とドーバーガンの強力なビーム兵器から、ウイングガンダムだけなんだが。
 いや、スーパーバーニアが改修されているので、機動力という意味ではガンダムよりも上か?
 ドーバーガンはバスターライフルに及ばないが……当たらなければどうという事はないってところか。
 ともあれ、そんな訳でガンダムを模した相手としてトールギスで模擬戦を行ってはいたのだが、今はそれよりも気になっている事がある。
 模擬戦が始まる前に見たTVでやっていたニュースの映像。
 ドーリアンが宇宙に交渉に行くだとかいう、そんな内容だ。
 以前ノベンタと話をしている時、その辺の話題が出て、俺は行かない方がいいと意見を述べた。
 勿論俺の言葉だけで全てが決まる訳ではない。
 だが、ここでドーリアンを殺させるような真似をすれば、OZの……トレーズの狙い通りに話が進んでしまう。
 ここで暗殺を防いで生かしておけば、少なくてもOZにとって計画の邪魔になるのは間違いない。
 ドーリアンが生きているだけでオペレーション・デイブレイクが中止になるとは思わ
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