暁 〜小説投稿サイト〜
提督はBarにいる。
EX回16 鎮守府の秋祭り〜会食編B〜
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話

 祥高さんからリクエスト頂いた揚げ出し豆腐、作っていきましょうかねぇ。

 まずはメインの豆腐から。重要なのは豆腐の水切り。ここでしっかりと水気を切っておかないと、豆腐を揚げた後にベチャッとして美味くないからね。キッチンペーパーか布巾で全体を包んで、ザルの上に置いたら、上に皿などで重石を乗せて水を抜く。大体30分〜1時間位置いておけば十分だろう。時間が無いときには豆腐は包んだままで電子レンジへ。500wで1〜2分もチンすれば、綺麗に水気を切ることができる。いやぁ、文明の利器って便利な。

 豆腐は大きめにカットしたら、全体に片栗粉をまぶして180℃の油に投入。その間に、上にかける餡を作ろうか。用意する具材は、椎茸、しめじ、木耳、にんじん、細切りの筍、アサツキ。秋が旬の茸類をメインにしてみた。舞茸も考えたが、舞茸は香りが強すぎるので今回はパス。

 椎茸は石附を取り除いて笠だけにしたら、半分に割ってスライス。しめじも石附を除いたら小房に分ける。木耳は乾燥した物を使う場合、水に浸けてもどしたらこれも石附を取り除いて細千切りに。木耳は業務用スーパー等に行くと細千切りで乾燥させたタイプがあるので使いやすい。にんじんも細千切り、アサツキは小口切りに細切りの筍はスーパーなんかで売ってる水煮を、水切りして使用。

 鍋に鰹だしを煮立たせたら、そこに先程刻んだアサツキ以外の具材をいれる。そして醤油・酒で味付け。ここで1度味見をし、塩気が足りないと感じたら塩で調整しよう。味付けが済んだら水溶き片栗粉でとろみを付ける。軽くとろみが付けばOKだ。そろそろ豆腐も良い感じだろう。

 豆腐を油から上げたら、油を切り、皿に盛り付けて上から餡をかける。

「はい、『秋の餡掛け揚げ出し豆腐』。祥高さんも味見してみて。」

 サクサクとした衣の中にはホロホロと崩れる豆腐。そこに絡むアツアツの餡。そして口に含むと香ってくる茸の香りが良くマッチする。

「良い香り……。秋を感じますね。」

「豆腐のサクサク、筍と木耳のコリコリとした食感の差が面白いです。」

 うん、中々好評。ウチの艦娘達も美味い美味い、とグラスを次々と空けている。



 お、そろそろご飯が炊き上がるね。なら、お次は汁物を一品作ろうか。カボチャとベーコンのおかず炊き込みにも負けない汁物……確か、イワシがあったな?それでつみれ汁といこう。

《具材ゴロゴロ!イワシのつみれ汁》(1〜2人分)

イワシ(三枚下ろし):3尾分

おろし生姜1/2片分

卵黄:1/2個分

粉山椒:適量

塩:少々

煮干し出し汁:1と1/2カップ

牛蒡:5cm位

人参:2cm位

大根:2cm位

味噌:大さじ1〜1.5

黒胡椒:適量

 さ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ