暁 〜小説投稿サイト〜
『Blame』
『Spring』

[8]前話 [2]次話


春の突風に攫われるピンクの絨毯。
厳しい岐路に立つ今、穏やかな景色など要らないと。
別れを惜しむなんて事も赦されない。

失ったものが在り過ぎて絶望が何なのか解らなくなった。
いつまでも抗う。
戻りたいなんて考えない。
いつか取り返すから。
色褪せる事ない思い出を抱えてく。

ぼんやり見えた星に何故かチカラをもらえた気がした。
青になった信号を見て強く誓った。
もう過ちは繰り返さないと。

不変なんて有り得ないけど、其れでも変わらないものは在ると信じてる。

あの時あの瞬間、出逢った奇跡や歩んで来た軌跡。
誰にも塗り替えられないから。

幕が降りたわけじゃない。
終焉なわけじゃない。
むしろ此処からまたはじまる。



[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ