『Spring』
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春の突風に攫われるピンクの絨毯。
厳しい岐路に立つ今、穏やかな景色など要らないと。
別れを惜しむなんて事も赦されない。
失ったものが在り過ぎて絶望が何なのか解らなくなった。
いつまでも抗う。
戻りたいなんて考えない。
いつか取り返すから。
色褪せる事ない思い出を抱えてく。
ぼんやり見えた星に何故かチカラをもらえた気がした。
青になった信号を見て強く誓った。
もう過ちは繰り返さないと。
不変なんて有り得ないけど、其れでも変わらないものは在ると信じてる。
あの時あの瞬間、出逢った奇跡や歩んで来た軌跡。
誰にも塗り替えられないから。
幕が降りたわけじゃない。
終焉なわけじゃない。
むしろ此処からまたはじまる。
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