第三部 ZODIAC CRUSADERS
CHAPTER#31
ETERNAL PUNISHMENTV〜Distortion Despair〜
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がら侵入し花京院の体細胞を蝕んだ。
喀血、溟濛、そして暗転、蠕動する痩躯、
スタンド使いであるが故に通常の人間より強い生命力を宿しているが
それは殺人ウィルスをより増強させる苗床にしかならない。
「ノリアキッ! ――え?」
ドロリと、マージョリーの双眸からも色濃い鮮血が溢れた。
稀薄となる意識と裏腹に迫り上がる吐き気、
かつて黒死病に侵された事があるが、それとは段違いの滅亡感。
パァン! 細胞が内側から破けその美貌が血を噴いた。
「あ……ッ! あ、……あ、……あ…………!」
頑強なフレイムヘイズであるが故に
ウィルスの進化もそれに比例して速まっていく。
生物ではないトーガに特段の変化は見られないが、
その裡では生存闘争の最たるモノとでもいうべき惨劇が
余りにも一方的に繰り広げられていた。
そしてその一方的な捕食者は、
自らが喰い潰すスタンド使いもフレイムヘイズも
意に介する事なくただ増殖を続けていく。
どこまでも、どこまでも、際限なく、このシンガポール全土を、
否、それを超えて喰うモノが無くなるまで。
殺人ウィルス 『パープル・ヘイズ・ディストーション』
そいつに触れる事は死を意味する!
コレが 『兵器』 だッ! 人間の 【悪意】 だッッ!!
←TOBE CONTINUED…
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