暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【ハリー・ポッター】編
171 二年目のハロウィーン
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ーは興味深げだったが…。

閑話休題。

(……ま、ロンもまだ℃閧出さない様にしてるみたいだし、変な事にはならないか)

とりあえず内心で自分へとエールを送る。……それが俗に云われているフラグになるとも知らずに…。

SIDE END

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

SIDE ロナルド・ランスロー・ウィーズリー

「[秘密の部屋開かれたり、継承者の敵よ気をつけよ]──ね。……はぁぁ…。……どうして有終の美を飾らせてくれないのか…」

パーティーの料理を堪能して、会場から寮へと帰る道の事。びしゃびしゃになった足元に辟易(へきえき)しながらのそのアニーの長い溜め息はこの場に居合わせていたグリフィンドール生をはじめとした全員の気持ちを代弁していた。

アニーがそれを読みながら呟いた様に、壁にはまるで血の様な赤い文字ででかでかと不穏極まりない文章が書きなぐられている。

「おお…っ! ミセス・ノリス…っ! ……誰がやったっ!!」

……しかもその傍らにミセス・ノリス──ホグワーツの鬼管理人≠ニな悪名で皆から疎んじられているフィルチの愛猫が変わり果てた姿で打ち捨てられていたので、フィルチのその落ち込み様は見てられない。

その場に居合わせている皆──空気を読まずに茶々を入れようとしてアニーに舌縛り≠掛けられたマルフォイ以外は口を(つぐ)んでいるが、俺の関心は、その変わり果てたミセス・ノリスに有った。

(……なるほど、これがバジリスクの魔眼の力か…)

知識%Iな観点からして──やはりと云うべきか、ミセス・ノリスは、魂が抜けていない状態だと云うことを──死んでいない事を改めて確認する。

今のミセス・ノリスは、あえて陳述するなら、仮死永久停止≠ニな状態で【ファイナルファンタジー】風に云えば“ストップ”が掛けられた状態、【ドラゴンクエスト】風に云えば“アストロン”が掛けられた状態に近かった。

(巧い事やれば幻獣朗(ジジイ)≠フ霊医術でバジリスクの魔眼をゲット出来るか? ……あ、やっぱ必要無いな。オンオフが効く分“即視(デストモーメント)”の方が便利だ)

視線(シングルアクション)で対象を死に──または℃鰍轤オめる魔眼だが、そこで見たら死ぬスキル──“即視(デストモーメント)”を持っていた事を思い出し、浮かんだ案を棄却する。

「何事かね?」

そこで、ダンブルドアが黄門様よろしく登場してその場を収めるのだった。

SIDE END
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