【ハリー・ポッター】編
171 二年目のハロウィーン
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ヒット)”で潜在能力を存分に引き上げているので、箒もまた杖同様に扱えるのは判っている。
が、そこは元日本人の悪癖と云うべきか、目立ちたがらず屋≠ネところがアニーには有ったので、箒の授業では抑え目に飛んでいた。
ちなみに俺の場合は潜在能力≠ニ云うよりは経験≠ネのは云うまでもない。飛行≠フ経験もあるし、超光速≠ナ戦闘機動をとった事がある俺からしたら云わずもがな。
しかし俺は、グリフィンドールが最終的に寮対抗杯を取れれば良いや≠ニ思っているだけなので、クィディッチに興味はあまり──観戦するならともかく、選手になるのはちょっと…≠ニ云うくらいには無い。
それに加え、別荘≠ナアニーやハーマイオニーと杖を振っていた方が気楽に過ごせるし、ただでさえ闇の魔術に対する防衛術≠フ授業が常時脳内花畑男≠フアレで遅れているのだから、自習くらいは重点的にやりたいのである。
やけに実用的な悪戯グッズ≠フ開発もしたかったのもあるが…。
更に“思い出し玉”の件が無かったし、クィディッチに興味を示さなかったので、マクゴナガル先生からの俺とアニーの心象も、精々箒に乗るのが他より2〜3、頭抜けている一年≠ニ云うくらいのものだろう。……それ故に、誰かさん≠ゥら“ニンバス2000”──どころか箒の一本も贈られていない。
……またつまり≠ノなるが、俺やアニーがそんなだからか、相違点の一つや二つできるのは当たり前だった──ただそれだけの事である。
(……まぁいざとなったらグリフィンドールの優勝≠ノ賭ければいいしな)
俺の運はお金が絡めば因果を越え──ギャンブル等の結果は、1円でも多く俺の懐に入るように収束する。
どうしてもグリフィンドールのチームを勝たせたかったのなら俺が優勝予想でグリフィンドールに賭ければいい。……なぜならその時点で──経験則的にグリフィンドールの優勝が九割九分九厘確定するからだ。
(……でも、なぁ…)
だが気になる事もある。
お金を掛けた麻雀をやれば天和が当たり前の様に連発するし、パチンコ屋なんかは入店を断られた事すらある。
前者の麻雀の件はともかくとして、後者のパチンコの件は台に座ったら最後、閉店するまで動けなくなる。……積み上がるドル箱。店員のドン引きした顔は今でも忘れられない。
……そう、1円──もとい、1クヌートでも多く俺の懐に入ってくるだけで、それが最良の結果とは限らないのだ。……例えば、今回のクィディッチの件なんかでは、最悪の場合、グリフィンドールの不戦勝≠ネどで──クィディッチが成立しなくなる可能性がある。
(しかも今年はバジリスクだし──メンバーが全員バジリスクに襲われて石になっち
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