【ハリー・ポッター】編
170 テコ入れ
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──みたいな記事はあれど、ホグワーツの教師死亡>氛氓ンたいな直截的な記事は無かったしな…)
どころか、クィリナス・クィレルの[Q]の字≠キら見当たらなかったあたり、クィレルの件は知れ渡ってないと見た。
(……その辺はダンブルドア校長が巧いこと誤魔化したんだろうな、十中八九)
「………?」
「………?」
「……まぁ、あんまり闇の魔術に対する防衛術≠フ授業が酷かったらダンブルドア校長からもテコ入れが入るだろうから、これ以上ロックハートに思考を回しても無駄だろうな──って、もう昼時だな」
黙りこくった俺を胡乱な目で見始めたアニーとハーマイオニーだったが、俺は話題をぶった切る。
「さぁ、食堂行こうぜ」
「……え、えぇ」
「……まぁ、判ったよ──悪い事にはならなそうだしね」
そう急かしながら食堂に向かう事に。……さすがに露骨過ぎたのか、アニーはいきなり話題を変えた俺に対して一瞬だけ目を細めたが、軈て諦めた様な表情納得した態度を示した。
(あ──)
……そこで俺はうっかり見落としていた事を思い出す。
(……バタフライエフェクトについても対処しとかなきゃいけなかったか)
【ハリー・ポッターと秘密の部屋】を鑑賞──または通読したら判ることだが、目を直截見たら即死してしまう怪物≠ェ今年に猛威を奮う可能性が多大にある。原作≠ナこそ死傷者ゼロだったのは、信じられないほどの幸運だった。
それがバタフライエフェクトよろしく、大惨事になる可能性も捨てきれない。
(……今年は元々死者は出ていないから──ちょっとばかり修正≠キるのもアリか)
行使するのは“有言実行”──俺にとって原点たる能力=B
二人には聞こえない様に口を開く。
「……今年の【ホグワーツ魔法魔術学校】では死者は出ない=v
「どうしたのロン?」
「何でも無いさ」
訝るハーマイオニーを追うように歩を進めた。
……ちなみに食堂に向かう途中、クラッブとゴイルを率いたマルフォイにシーカーに選ばれた∞穢れた血〜>氛氓ネどと絡まれたので、昨年の決意を思い出しマルフオイにナメクジを喰らわせてやった。不言実行、不言実行。
SIDE END
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