【ハリー・ポッター】編
166 ウィーズリー家に訪問
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【雪男とゆっくり一年】ギルデロイ・ロックハート著
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「うわぁ…」
教材を見れば、その八割方がギルデロイ・ロックハート──同じ人物なので、思わず変な息を漏らしてしまう。
……ウィーズリーおばさんとジニー以外のウィーズリー家の面々の反応を見る限り、どうやらボクのリアクションは間違っていないようである。
どうにも、今年クィレルの代わりに入ってくる教師は大層なギルデロイ・ロック某著者マニアなようだ。……ロックハートの見てくれはそこそこハンサムなので、ちょっとしたファンらしいウィーズリーおばさんとジニーの頬が綻んでいるのを、隠しきれていないのを皆で生暖かく見守ったり。
「ロックハートの本は割高なんだよな…」
「なに、3セットもありゃあ全員分使い回せるさ」
「全部が全部を新品で買う必要も無いし──中古なら、なお安くすませられるしね」
ロン、フレッド、ジョージは今からでも買い物が億劫な様で、見るからにテンションを下げている。そんな三人をウィーズリーおじさんは同意したそうにしているが、ウィーズリーおばさんとジニーから胡乱気に見られているので頷くに頷けないのが現状だ。
……ちなみボクはギルデロイ・ロックハート≠ノついて思うところは無い。……特典≠フ1つや2つ割いてまで追ってきているので、今更、殊更に云うまでもないが、いつもボクの心の奥底に居座っているのは升田 真人≠ナあり──ロナルド・ランスロー・ウィーズリー≠ネのだ。
閑話休題。
ホグワーツからの手紙の他に、ハーマイオニーから水曜日、一緒に本を買いに行かない?≠ニ云う旨の手紙も来ていて、ウィーズリーおばさんがそれに便乗したのか、様に買い物をする日を水曜日に決定する。
ボクとロンは、ハーマイオニーの勉強の進捗状況を聞いて、やっぱりハーマイオニーらしい≠ニお互い笑い合うのだった。
SIDE END
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