何やってんだ
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ホストクラブ。最初のお客さんから今の彼氏さんのお話を聞かされたけど、いい人いるならこんなとこに来ちゃダメなんじゃないかな?よくわからないけど。
「つ・・・疲れたぁ・・・」
「お疲れ様〜」
慣れない仕事に疲労の色が見えているラウルはセシリーから労いの言葉をかけられ、体内のお酒を薄めるための水に手を伸ばしていた。
「眠い・・・」
「こんな時間起きてないもんね」
案内役に徹していたレオンは普段起きていない時間帯とあり、ショボショボとした目を擦り帰り支度をしている。俺も彼と同じだから、早く帰ってベッドに入りたい。
「よし!!シリル!!行くよ!!」
「え!?」
帰り支度を早々に終え、他のみんなを待っていると突然ウェンディから手を引かれる。
「ちょっと!?ウェンディ!?」
「仕事終わったら何でも言うこと聞いてくれるんでしょ?」
勝手に接客に変身し、同じ業務をこなしていたはずの少女はその疲れを感じさせないほどに生き生きとしており、これから朝明けの街を探索しようと言い出したのだ。
「え!?ウソでしょ!?誰か!!ダレカタスケテー!!」
出口から飛び出そうとしているウェンディに引っ張られながら仲間たちに助けを求めるが、みんな疲れていて動きたくないらしく、見てみぬフリをされてしまった。その後俺たちは、ウェンディの体力が尽きるまで街の中を探索し、家に帰ってきたのはその日の夜になってからだった。
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