何やってんだ
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だ、首を縦に振らない者が約二名いたりする。俺とレオン、それぞれに抱き付いた少女たちは不安な気持ちに駆り立てられたらしく、その依頼を断らせようと躍起になっている。
「二人の気持ちもわかるが、ここは譲歩してくれないか?」
だけど、リオンさんも一人で行っても数の足しにならないのは重々わかっていたため、何とかして俺たちも一緒に連れていきたいらしくウェンディたちを説得している。もうこれどうすればいいのかな?
「シリル先輩需要あるんですか?」
「あら?そう言うのが好みの物好きな女もいるんじゃない?」
「物好きとか言わないの〜」
「うん。趣味は人それぞれ」
影ではサクラたちが何とも失礼な会話をしているのが聞こえてくる。特にシャルルの言葉は悪意の塊でしかない。ちょっとボコボコにしてやりたい気分である。
「だったら私たちも行く!!」
「うん!!二人の見張り番してます!!」
すると、向こうは向こうで何ともややこしい結論を出そうとしていて一気にそちらに視線が移る。え?ウェンディたちも付いてくるの?
「裏方なら・・・大丈夫・・・か?」
これ以上ゴネられると面倒だと判断した青年は仕方ないといった感じでそれを了承していた。うわぁ・・・また面倒なことにやりそうな気がするな・・・
「リオンさんはいいけど、俺たちでよかったのかな?」
支配人と会話をしているリオンさんの後ろでレオンにコソコソと耳打ちをする。彼は大人だしこういうのもできそうだけど、他の面子はぶっちゃけ子供っぽさが拭えない。果たしてこの人員で本当によかったのだろうか?
「いいんじゃないか?数合わせにさえなれば・・・」
興味が全然ないといった表情で頭をポリポリ掻いているレオン。せっかくセットした髪の毛が崩れるから、あんまりお前は頭を触らない方がいいと思う。
「大丈夫大丈夫!!なんとかなるよ!!」
それを見ていたラウルはもう開き直るしかないようで、とにかく頑張ろうと気張っているのが見てとれる。
「レオン、シリル、ラウル。接客の仕方を教えてくれるらしいから付いてきてくれ」
「「は〜い」」
「了解」
先を行くリオンさんの後ろを付いていき、今日の仕事のやり方を教えてもらうことになった。あまり気は乗らないけど、ここまで来たらやるしかないのかなぁ・・・
それから数時間後、接客のノウハウを教えられた俺たちはお店に出て実践をしてみることになった。
「いらっしゃいませ、お嬢様」
トークが出来るか不安があるという理由により、店に来たお客さんの案内役を担うことになっているレオン。彼の見た目はすご
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