暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
番外編 〜BAN☆GAI〜
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光写真館での1コマ。
海東と蒔風が十五天帝をめぐって言いあいをしていた。

確かに蒔風の十五天帝はとんでもないお宝だ。
なにせ「世界四剣」のうちの一つだ。


「海東、なんだその「世界四剣」ってのは」


会話を聞いていた士が海東に訊いた。


「そんなことも知らないのかい?「世界四剣」とはまさに世界に散らばる四本の至高の剣のことさ。ま、僕もそれ以上のことは知らないよ」

「なんだ。お前も知らねえんじゃねえかよ」

「そんなことはどうでもいいんだよ。とにかく僕はこの剣が欲しい!!!」

「無理だってのよ!!!」

「どうしても!!!」

「無理だ!!」


「お前らここでおっぱじめる気か!?」



「でも・・・・でも!!!」

「だったら海東、これをやるよ」


蒔風が懐から何かを取り出す。
それは小さな瓶に入ったパウダーだ。


「これぞ世界中を旅し、2000の技を持つ男の作った伝説のパウダーだ!!!」

「・・・・・いいのか?」

「もっていけ!!!!」

「ふ・・・・・(スタスタスタ・・・・・)」

「おい蒔風、あれあげてもいいのか?」

「構わんさ。レシピは持っているしな。それにあれ舐めたら大変だぞ?」

「は?」



「ンゴギョオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!?????」



「海東!?」

「舐めたか・・・・・これでこの剣への執着を忘れてくれるといいなぁ・・・・・・」


士がおそるおそる廊下を覗くと、床に倒れ伏してビクンビクンしている海東がいた。
蒔風がケースを回収し、そっとしておいてやろうと言ったので、士も放っておいた。


何が恐ろしかったかと言うと、目覚めた後の海東は蒔風の言う通り剣への執着を忘れていたことだ。











【仮面ライダー電王】〜蒔風、王子と出会う〜


蒔風が過去に飛ばされて浮浪生活をしている時のこと



「さ・・・・・寒い・・・・・」

これまでの三ヶ月は暖かかったからよかったけど、今は冬だ。
雪まで降っている。


「獄炎・・・・ほぁああああ・・・・あったか〜〜〜〜」

そんな状況でも何とかやっていけるのがこの男。
以外と逞しいのである。


「うぅうむ。今日はどうしよっかな〜〜」

そう言って街をぶらつく蒔風。
最近になって何だか事件が多い気がするが、あまり関われない。
告る為のシチュエーション作りにチンピラやとっている男とか、未来の自分がやってきてのドッペルゲンガーとか、どっかの泥棒が走り回っているとか。



「でも下手に手を出して未来変えたら大変だし・・・
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