暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ガンダムW
1533話
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とくる。
 それに、もしホワイトスターと連絡が取れるようになった場合、当然ながら俺はシャドウミラーとして行動するのだ。
 であれば、シャドウミラーの代表という立場にしておいた方がいいだろう。

「あのMS、あれをどこで手に入れた?」

 俺が名乗り終わったと同時に、セプテムが鋭い視線を向け、そう尋ねてくる。
 あのMSというのは、当然トールギスの事だろう。

「あのMSは、リーオーの原型となったMSだ。調べてみたところ、コルシカ基地に保存されていたらしい。……そしてコルシカ基地はコロニーのMS、ガンダムによって壊滅した。アクセルと言ったな。お前はもしかしてガンダムのパイロットなのではないか?」

 ……なるほど。確かに何も知らない者にとってみれば、そういう風に考えてもおかしくはないのか。
 俺がコルシカ基地からトールギスを盗んだのは、オペレーション・メテオが始まるよりも随分と前だ。
 だが、どうやらセプテムはその件を知らないらしい。
 OZが情報を自分達の中で仕舞い込んで外に出さなかったのか、それとも単純にセプテムが情報収集に熱心ではなかったのか……
 ともあれ、セプテムの言葉には一応の説得力がある。
 事実、それを聞いた他の軍人――護衛含む――の視線が鋭くなったのだから。
 だが、俺はそれに対して馬鹿らしいと言わんばかりに肩を竦めてみせた。

「まさか、そんな事ある訳がないだろ? もし俺がガンダムのパイロットなら、何でわざわざこうして表に出てくる必要がある? 問答無用でこの演習を襲撃すれば良かったと思わないか? 事実、機体の損傷はあるし、怪我人も多少は出てるかもしれないが……死者はいないんだろう?」

 そう告げると、セプテムの顔が苦々しげなものになる。
 俺の言い分に一理あると認めたのだろう。

「そもそも、あの機体……トールギスを俺が入手したのは、傭兵なら知っているMS売り場で入手したものだ。そのコルシカ基地から盗まれたというのなら、それを盗んだ奴が売ったんじゃないのか?」

 傭兵用にMSを売る市場があるというのは、前もって調べて知っていた。
 もっとも、そういうのが元々あるというのは予想していたが。
 そうでもなければ、トロワが傭兵時代にリーオーをどうやって入手したのかという問題になるだろう。
 その辺りの情報は、多少調べれば出て来た。
 実際、リーオーとかも売られていたので、俺の言葉に矛盾はないだろう。
 ……もっとも、少し詳細に調べればボロが出てくる程度の取り繕い方だが。
 そもそも、トールギス……プロトタイプ・リーオーのような存在が市場に出れば、嫌でも話題になる筈だった。
 それが話題にもなっていないのだから、もし本当に調べたら俺を怪しむのは当然だろう。
 それこそ、ガンダム
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