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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第六十九話 フィオーナ艦隊が出撃します。
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あり戦局を左右するものである。』とかなんとか言っちゃってさ。結局は私たちを乗せようってことなんだものね。」
プッ!とフィオーナが我慢できないように笑った。
「どうしたの?」
「・・・ごめんなさい。でもあなたの物まねがとってもおかしくて。笑っている場合じゃないのにね。でも、おかしくて。」
フィオーナが笑ったので、ティアナもつられて相好を崩した。
「ま、とにかくこれで、私たちが道中話し合ってきたことが、いよいよ現実のものになるってことなのよね。いいわ、私たちの手でリッテンハイム侯爵艦隊を壊滅させてやりまっ・・・!あぁっ・・・・!!」
「どうしたの?具合でも悪いの?」
突然ティアナの勢いが止まったので、フィオーナが心配そうに尋ねた。
「キルヒアイスよ。」
ティアナが言った。
「キルヒアイスに武勲を立てさせなくちゃならないわ。それを忘れるところだったの。今回の私たちの遠征もそれが目的なんだから。」
あっ!とフィオーナは声を上げた。
「そうよね。それに関してだけれど、道々私たちが話したことについてキルヒアイスに採点してもらおうと思っているの。彼ならば私たち以上に何か別の策を思いつくかもしれないわ。」
「流石はフィオ。じゃあ早速キルヒアイスを呼んで話をしてみましょう。」
そうと決まれば善は急げ、と二人は早速キルヒアイスに司令官室に来てもらったのだった。
* * * * *
キルヒアイスが穏やかな顔をして司令官室に入ってきた。
「突然お呼びたてしてごめんなさい。」
フィオーナが謝った。
「構いません。で、私に何か御用でしょうか?」
「その前にどうぞ座ってください。立ったままでは申し訳ありませんもの。私たちの話を聞いてもらえますか?」
キルヒアイスが腰を下ろすと、フィオーナとティアナは先ほどのミュッケンベルガー元帥、ブラウンシュヴァイク公爵らとの会見や道々バーバラと三人で話し合ってきた「対第四次ティアマト会戦的会戦への対策」の様子などを語った。
「なるほど、元帥閣下やブラウンシュヴァイク公は私たちを生贄にするつもりのようですね。」
「そういうことね。」
と、ティアナ。
「で、キルヒアイス。私たちとしては命令には逆らえないから、できる範囲をもってこの状況を打開したいと思っているの。一応私たちの方で案があるのだけれど、それを採点してほしいのよ。」
「採点だなどと・・・私には過ぎたことです。フロイレイン・フィオーナやフロイレイン・ティアナ、お二人の方がずっと良い思案を持たれていると思いますが。」
「謙遜しないで。」
と、ティアナが言う横で、フィオーナがいくつかの案のデータの移っている小さなPCを示しながら、
「これなのですけれど・・・・。」
と言う。少しためらっていたキルヒアイスは重ねての二人の要望に「失礼しま
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