7. 熱いお茶
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ァに座り、お茶を飲んでホッと一息ついていた。
「大丈夫。自信を持ちなさい。ずずっ……」
「……」
「本当はね。今の話は私にはもったいない話なんだよ」
「はぁ……」
「その話は、彼女にこそ相応しい。……いやむしろ、彼女にこそ聞かせなければならない話だ。私ではなくてね」
そう言うと店主は再びずずっとお茶をすすり、そしてさっきのいたずら好きな笑顔を俺に向けた。
「報告はきっちりと頼むよ?」
「うう……逃げられないんですか?」
「当たり前だ。次来るときは、ちゃんと彼女も連れて来なさいよ?」
逃げられない……うう……今の話を隼鷹に聞かせようというのか……店主のこの意地悪な笑みは、絶対に俺たちを逃さないという意思表示に違いない……考えるだけで顔が赤くなる……
「私の前で顔を赤くしてどうするんだ……」
「いやだって……考えただけで……」
「その緊張は彼女に話すときのために取っておきなさいよ……こんな老人に赤面しても意味がないだろう……」
「分かってはいるのですが……」
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