第一話 狂いだす歯車
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コートを着た男はジーパンのポケットからバイクのキーを取り出し、バイクに跨がろうとした時、中年の男性が思い出したかの様にこう言った
「娘の事、宜しくお願いします!もし見つけたらキツく叱ってやって下さい!」
中年の男性は深々と頭を下げた。
コートの男はバイクのエンジンを掛けながらこう言った
「叱るのは、俺の仕事じゃなくて、貴方の仕事ですよお父さん」
「ははっ、そうですね」
中年男性は笑いながらそう言った。
そして、コートの男はフルフェイスのへルメットを被り、発進した。
「お願いします!影沢 龍一さん!」
影沢 龍一、とんでもない経歴を持つこの男がこの物語の主人公である、そして、この事件が狂い出した歯車の一つと言うことに影沢が気付くのは、もっと後の話であるーーー。
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