second contact
ep.029 誘拐
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気絶した2人が襲撃者たちに担がれているからだ。
「攻撃するならしろよ。 仲間に当たらない自信でもあるならの話だかな。」
それでも動かない仁を見て、敵は安全を確認した。
その途端、襲撃者2人のうち1人が炎に包まれる。
「理論不死。」
炎で見えなくなり、次に現れた時には炎を纏う不死鳥らしきものへと変化した。
もう1人の男がその上に2人を乗せ、自身も乗る。
そのまま飛び去ろうとする。
「クソッ!!!」
どんどん遠ざかっていく襲撃者たちを見ながら仁は自身の無能さを呪う。
「俺に能力があれば....クソッ!!!」
『このままじゃ佳奈が.......』
仁はうつ向いて落ち込みそうになる。
しかし、1つの決意を思い出した。
『佳奈は俺が守るんだ。』
仁は目を見開く。
そして、雄叫びをあげる。
『このままで済ませるわけがないだろ!!』
ウォォォォォォオオオオオオオ!!!
すると、目に見えるくらいの電気が発生する。
「ッ!!.....これは?」
仁はそれが瞬時に能力だと理解した。
そして、コイントスのポーズに入る。
「イメージしろ...そのイメージは"御坂美琴"。」
すると、コインを持つ自信の腕に電気が集中されていくのが感じられる。
その照準を空中を舞う不死鳥に絞る。
しかし、のらりくらりと風に煽られていて今撃つのはあまりにも危険すぎる。
「どうすれば。」
「いや、いい時間稼ぎになった。 桐崎ッ!!」
「分かってる最速で突撃する。」
しかし、佳奈と七草の存在を確認すると桐崎は速度を落とし、相手の真上についた。
「上等だぜ桐崎。」
神薙は頭上から相手に飛びつく。
瞬時に襲撃者のもう一人が神薙に対応する。
神薙は腰に付いているストラップのようなキューブを1つ取り、それは変形し槍になった。
「何っ!!」
「コイツに名前はねぇが敢えてつけるなら刺し穿つ赤の棘!!」
無論、原物のように心臓を穿つ一矢一殺の呪いの槍ではなく仮にそうするのなら純粋な神薙の技術が問われる。
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