ガンダムW
1532話
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MSがいなければどうにもならないのだろうから。
当然連合軍上層部の警備をMSで任されているのだから、このパイロット達は相応のエリートで上層部からも信頼されている奴等の筈だ。
リーオーの頭部カメラが俺の方を見ているのも、俺が何かしないかどうかを疑っている為か。
……まぁ、あれだけやらかしてしまった以上、向こうがこっちを疑っても文句は言えない。
案内の軍人に従って、建物の中に入っていく。
……そして中にいたのは、護衛と思しき多くの軍人。
勿論こっちに拳銃の銃口を向けたりして、敵対的な態度を取っている訳ではない。
だがそれでも、こうして軍人が大勢揃っていれば普通は気圧されるだろう。
俺は普通とは言えないんだが。
拳銃を手にしている者はいないが、それでもこっちに向けられる視線の中には警戒や敵意、不満……そんな色が多い。
何を間違ったのか、中には尊敬の視線を向けてくる奴もいるんだが……何でだ?
連合軍に大恥を掻かせたんだから、敵意を向けられて警戒される事はあっても、尊敬とかプラス方向の感情を向けられるとは思ってなかったんだが。
内心で首を傾げながらも、色々な視線を一身に受けつつ建物の中を進んでいく。
そうして建物の奥に進むにつれて、やがて警備の軍人も精鋭揃いとなっていた。
精鋭といっても、あくまでこのW世界の軍人としての精鋭であり、魔法先生どころか、下手をすれば魔法生徒辺りには絶対に勝てないような強さだが。
そんな連中の間を通り……やがて俺の姿は、一つの部屋の扉の前に到着する。
……さて、いよいよノベンタとの会談だ。どうなる事やら。
案内の軍人が扉を開けるのを見ながら、そんな風に考えるのだった。
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