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IS ーインフィニット・ストラトスー 〜英雄束ねし者〜
19話『トーナメント開始』
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のヴレイブ・ブースター等が代表的な例だろう。
 近接様のブレードだけでも様々な種類があり、ミサイルやガトリング砲に単純なマシンガンまで存在している。

『下手な武装は止めて置いた方が良いんじゃないのか?』

「確かに……」

 デュナスモンの言葉に同意する。確かにデュナスモンの言う通り、四季の場合バズーカの様な武装よりもビームライフルの様な連射が効く武器を好む。
 元々基本武装だけで高いレベルに纏っているヴレイブなだけに下手な武装の追加はバランスを崩しかねない。……そもそも、ブレードとビームサーベルが二本有るのだから、近接武装の追加は殆ど必要ないだろう。

「武装の追加も複合兵装の完成が終われば問題もないか」

『そうなるな。まあ、奥の手も使えるのだし、余計な武器は必要ないだろう』

 四季の言葉にデュナスモンが同意する。目の前のモニターには大量の武装をゴテゴテしく装備したヴレイブのデータが表示されている。……はっきり言ってバランスが滅茶苦茶だ。









(くそっ! なんでこうなるんだよ!?)

 苛立ち交じりで心の中で叫ぶ秋八。当然ながら彼は今回のルールが発表になって早々に箒とタッグを組んでいる。そして、彼の予想通り一夏とシャルロットの二人が組んでいる。
 セシリアと鈴が不参加で無いと言うのは予想外だったが、あとは抽選でラウラと組むのが誰になるのか確認しようとしたら……一般生徒では無く何故か四季だった。少なくとも四季とラウラと組む事は無いだろうと考えていたのだが、二人してタッグ相手を選ばずに抽選でこの二人が組む事になると言うのは完全に予想外の事だ。

 彼の知る知識ではラウラの実力はこの時点では一年生の専用機持ちの中でも最強だったはずであり、己の居る世界では一組の専用機持ち全員に全勝している四季の存在もある。はっきり言ってこの時点で優勝が確定してしまうレベルの最強クラスのコンビである。

(試合はタッグなんだ! あの二人が幾ら個人で強いからってタッグで強いとは限らないはずだ!!!)

 そう考えて精神を落ち着かせると一度深呼吸し、箒へと視線を向ける。

「それじゃあ、今日も連携の訓練をしようか」

「あ、ああ。だが、その……私は」

「大丈夫だよ、武装が近接系だけだから、簡単な連携の打ち合わせは剣道場や部屋でも出来るから。あとは箒が借りられた時、打ち合わせ通り動けるようにすれば良いんだからさ。さっ、時間は有限だから効率よくやろうか」

「あ、ああ、そうだな」

 内心で『さっさと姉に強請って専用機を貰え』と考えながらも笑顔を浮べて、着々と箒の篭絡を続けている。既に必要もないだろうが、秋八は意外と釣った魚に餌を与えるタイプかもしれない。

(……下手に雑に扱っ
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