第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
カブト 〜人の無限の可能性〜
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このシステムは・・・・・」
その部屋には巨大なスパコンが一台。
それをコントロールするバーだとかキーボードだとかがついた機械。
さらに何かがそこにいたのか、大きなベッドがあり、その周辺にはその「何か」に繋がっていたであろうコードが散っていた。
それら機械一式はすべて壊れている。
外的なものではなく何かの干渉によるものだ。
おそらくはこれが人間をネイティブに変えるシステムだったのだろう。
そして最後に、一体のネイティブの死体があった。
近くには千切れたジャケットが落ちていた。
「誰だこのネイティブ」
「このジャケットは根岸さんのものだ」
「じゃあこのベッドに寝てたのはそいつか?で、脱出しようと暴れ出したと?」
「いいや。確か加賀美の親父さんの話では根岸はこの計画の立案者だ。それはないだろう」
加賀美の父はZECTのトップだ。
だがその上にネイティブによる評議会があり、そっちの方が事実上のトップになっている。
加賀美の父は天道にこの計画を止めてくれるように言ったそうだ。
「じゃあ一体誰がいたんだ?ネイティブだろ?ここにいたのは」
「それは間違いないが・・・・・」
三人が一通り調べるが、一切の痕跡が見つからない。
これではもうすることはない。
三人はとりあえずこの部屋だけは破壊するかとメタメタのグシャグシャにしてから、アンテナを破壊しようとそのビルの屋上へと上がった。
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「これ?」
「これだ」
「これだな」
屋上に上がり、風に吹かれながら三人が巨大なアンテナを見上げた。
アンテナと言うよりはそれは塔だった。
「すごく・・・・おおきいです」
「壊さないか?」
「うはっ、いい提案」
「お前は何を言ってるんだ」
天道があきれながら二人に言う。
アンテナ塔は三島との戦いで傷ついた二人は休み、蒔風が破壊した。
「斬って〜〜(ザシュ)、溶かして〜〜(ボッ、ドロドロドロ)、冷やしてから積み上げて〜〜(ジュワアアアア・・・・・ガラン)」
そんなことを何回か繰り返し、屋上には巨大な鉄の塊が積み上げられていた。
「これどうするよ」
「確か鉄って高く売れんだよなァ」
「おい蒔風、変なこと考えんなよ?」
「おばあちゃんが言っていた。金は・・・必要だ」
「それ本当におばあちゃんの言葉なのか!?」
そんな光景を見ている男が二人
一人はさっき三島戦の後に現れた男だ。
だがもう一人は違う
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