暁 〜小説投稿サイト〜
世界をめぐる、銀白の翼
第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
カブト 〜人の無限の可能性〜
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なる!!なぜそれがわからないか!!」


「わかるさ!わかるから否定できんだよ!確かにそれは素晴らしい。戦争な無くなるかもしれないし、人類は種族として先に進めるかもな!だがそれは軟弱な進化だ!!弱い奴がとる手段だ!!進化とは必死になって生き、その過程で得てきた物が昇華すること。人為的に進化する進化は進化に堪えられない弱い奴がすることだ!!

 お前が勝手にやるのは構わない。
 だがお前の弱さを人類に押し付けるな!
 ナメるなよ?人類は、弱くはない・・・・・!!」


「蒔風・・・・」

「・・・・蒔風」

「こいつはオレがやるよ。オレの力、見たいんだろ?」

「・・・・・ふ、そうだったな」


蒔風が一歩前に出て、グリラスワームを不敵な目で睨む。


「さぁて!ギャラリーもいるし!張り切るか!!」

蒔風の翼が消え、手にはこの世界とは別のライダーのベルトが現れる。


《555 standing by》

「変身!!」

カチッ、ガキッ!!

《Complete》


蒔風がファイズに変身し、さらにアクセルメモリーをベルトにセットする。

《Complete》


ガッ、ガシィ!


ファイズアクセルフォームにまで変身した蒔風の姿にグリラスワームが混乱する。


「なんだそのライダーは・・・・・・俺は知らんぞ!!」

「この世界の誰も知らないさ。こっちは時間制限があるんでな!手っ取り早く終わらせるぞ!付き合ってやるよ!10秒間だけな!あ、これ士の方だわ」

「なにを訳のわからんことを!!」


グリラスワームがクロックアップしファイズアクセルに疾走する。

《start up》


それに合わせて蒔風もスイッチを入れて超加速する。


周りの動きが止まり、二人だけが動くクロックアップの世界へと突入した。


グリラスワームが腕の鈎爪で蒔風を引き裂こうと一切の前触れもなく振るう。
鉤爪が空間を裂き、あまりの速さに通過した後の空気がユラリと揺れる。

蒔風はスライディングしてそれをかわし、その間にエクシードチャージしてポインターにエネルギーを溜める。
そして前回り受身をとりながらグリラスワームの周辺を転がり、六つほどポインターを設置する。


「なっ!?」

「フッ・・・だらあああああああああ!!!!!」

ドンドンドンドンドンドン!!!!!
バァン!!!!!!


蒔風のキックが全弾命中し、爆発が起きる。


「どうだ・・・これが人として生きた、ある世界の男の力だ。そいつも確か人類の進化系だったかなーそういえば」

「ぐ・・・・・あ・・・・・うぐ」


爆発後から三島がヨロヨロと出てきて
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