第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
カブト 〜ZECTの裏?〜
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何者だ?」
「世界最強」
「それは違うな。世界で最も強いのはこのオレ、天の道を往き総てを司る男だ」
「まあ、世界最強談義はあとで。今はそのネックレスについて、そしてお前さんの境遇について話そうか」
天道が眉をひそめる。
加賀美と一緒にいたようだが、この男は何者なのか。
ネックレスが破壊されたのはこの男の仕業なのか。
蒔風の言葉を聞いてしまってはいくら天道ですら無視にはできない。
「いいだろう。話してみろ」
「はいはい・・・態度でかいなぁ、もう」
そんな感じで蒔風が天道に説明する。
ネックレス、ネイティブ上層部の思惑、そして最後に蒔風自身の事。
それらを聞いて、天道はうなづいた。
「信じがたい。だが、信じるに値する話を聞かされては、信じるほかないだろう」
「よかった」
「ま、オレがいればすべて救われる。オレはすべてを救って見せる男だからな」
「ところがどっこい。「奴」はそう簡単に勝てる相手じゃねえ」
「そういうお前の実力は一体どれほどなんだ?」
「世界最強」
「・・・・・いいだろう。お前の力を見てやる。ついてこい」
そう言って天道が蒔風を外に連れ出し、その後を加賀美がついていく。
そしてバイクに乗って三人がいきついた先は
「ここは・・・ZECT本部?」
「そうだ。オレはこれからここを叩く。人間をワームに変え、二つの種族の共存をぶち壊す愚か者を叩き潰すためにな」
「いいねぇ・・・わくわくするよ」
そう言って三人が歩いていこうとする。
と、そこに一人のスーツ姿の男がゼクトルーパーをひきつれて現れた。
「天道総司、加賀美新。貴様たちは反逆者だ。そして・・・・貴様は誰だ?」
「まず自分から名乗ってくださいよ」
「そうだな・・・・私は三島。ZECTのお偉いさんだと思ってくれていい」
「じゃあ、どうも初めまして。蒔風舜です。あのネックレスのシステムぶっ壊しました」
「・・・・・・貴様が?」
「そうさ。見たところ、あんたも人間やめたみたいだな」
蒔風の追及に天道と加賀美が驚く。
それを言われた三島が眼鏡をはずしながらクックと笑う。
「なるほどな・・・・どうやらあの男が言っていたことは本当のようだな」
「!?貴様・・・「奴」と?」
「いいアドバイスをもらったぞ・・・そしてオレは・・・それによって最強のネイティブとなった!!!!」
ゴォオッ!!!!
三島からとんでもない殺気とエネルギーが噴き出す。
その顔が冷静そうな落ち着いた顔から、醜悪な、欲望むき出しの男の顔に変貌する。
「お前たち、見ていろ!!この三人を
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