第一章 WORLD LINK 〜Grand Prologue〜
カブト 〜オレがいる!?〜
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ider Cutting!》という音声と声。
そしてワームを挟み切り、爆散させる。
それらが蒔風の目、耳に残った物だ。
まるでコマ割りの動画のようで、しかも視認できただけで身体がついては行けなかった。
現に蒔風も参戦しようとしたものの、足を出した時にはすでにワームは爆発し戦闘は終了していた。
「速えぇ・・・・・」
そこに変身を解いた青年がやってきた。
「君、大丈夫か?田所さんも」
「ああ、よくやった、加賀美。それと君・・・・」
「あ、助けてもらってどーも。蒔風舜です。田所・・・さん?」
「ああ、私は田所修一というものだ。そしてこっちが」
「加賀美新だ」
自己紹介してくる彼らと握手し、田所が蒔風に訊く。
「ところで君は何者だ?ワームに対抗できるだけの力があるみたいだが。まさか・・・・」
「オレはワームでもネイティブでもないですよ」
「む?そこまで知っているのか?」
田所は眉をあげて驚いた。
確かに最近、この世界においてワーム殲滅のためにZECTの存在もワームのこともある程度は一般市民にも知らされている。
だが「ネイティブ」という単語については、ワーム対策組織のZECTのメンバーにしか知らされていない。
しかし、蒔風の言葉からはおそらくかなりの事を知っているように感じられた。
「どこまで知っているんだ?ZECTのメンバーか?」
「ZECTのメンバーでもないなぁ・・・・でも大体はわかる。貴方がネイティブであることも」
「!!??」
「お前・・・何者だ!?」
加賀美が蒔風と田所の間に入り詰め寄った。
「そうだなぁ・・・よし、話すか。人気のないところに」
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「という話なんですよ〜〜〜」
「信じられるか!!そんな突拍子もない話!!!」
「いや・・・・そうとも言い切れない」
「田所さん?」
「まず、彼は私がネイティブであることを見抜いた。だが私には彼からネイティブであることを感じとれない。と、言うことは彼には何か力があるのだろう。さらには彼は加賀美の戦いを目で追っていた。本来ならばそんなことは不可能だ」
「・・・おい・・・お前、オレが最後ワームをどうやって倒したか言ってみろ」
「たしか・・・剣を鋏状にして切っていたな」
「あ・・・・・」
加賀美があんぐりと口を開けて驚いている。
「そういうわけだ。確かに世界云々は信じづらいが、誰かが狙われているのは見過ごせないな」
「田所さんがそこまで言うなら・・・・オッケ!!オ
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