556部分:第七十九話 更なる歩みその六
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いですよ」
「ねえ」
「インドは」
それでも彼女達はこう言う。
「これだけ個性が強烈だったらもう」
「それだけで」
「これで凄くないなんて」
「どの国も凄いのですよ」
ムウのここでの言葉はこれであった。
「そう、どの国もですよ」
「じゃあインドが特別じゃないんですか」
「それは」
「はい、そうです」
まさにその通りだというのである。
「インドはただ個性が強い国というだけですよ」
「それだけでもこれは」
「何ていうか」
「壮絶過ぎるけれど」
今のムウの言葉には完全に頷くことができなかった。しかし今はそれでもカルカッタへの旅を続ける一行であった。悠久の国の中を。
第七十九話 完
2009・12・20
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