《非リアによって世界は回っている。》
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良の鹿飛ぶの?」
「そもそも今の世間のサンタのイメージってのはもう偏見の塊みてぇなもんだよ。お前もそう思うだろ?」
「いやわかるかッ...って、あ〜心当たりあるわ、あっちゃったわ。俺の前バイトしてた遊園地、サンタは一人って決めつけてたな。オヤジが日本担当っつてたし、他にもたくさんいるんだろ?」
「そうそうそういうこと。ちなみに俺は日本のサンタのトップだから日本担当っつたけど実際には一県につき2〜3人いる。もちろん世界中にもな。」
「メッチャいるじゃねぇかサンタ!」
「そう、それにサンタってのは見つかっちゃいけねぇから一人一人が隠密行動のプロフェッショナルだ。サンタが本気出せばホワイトハウスなんか瞬殺だからね?」
「サンタ超怖えぇ!?」
「まぁ最後は冗談だとしてだ。これで大体サンタの事分かったか?」
「まぁ....サンタは思ってたより現実的だってことが分かったよ...ってかこれを俺に聞かせて何がしたかったんだよ!?」
「別に、お前がフラれて落ち込んでんじゃねぇかなって慰めに来ただけだったんだけど、元気出た?」
「逆に疲れた」
「だったらよかった」
「どういうことだよ...」
「それじゃ、俺はこの後もプレゼント配らないけねぇんでな。寂しいかも知らんがそろそろいくぞ」
「あぁイケイケ、俺ももう寝るから。腰だけ気を付けろよ。」
「おうあんがとよ」
そしてオヤジはベランダから出ていった。すこしすると鈴がなる音が聞こえたがそれもすぐに遠ざかって消えた。
「.....今度こそ寝るか。」
布団に潜ろうとする。しかし枕元に何かがおいてあるのに気付く。
まぁプレゼントだ。
「オヤジ....一昨年が最後とか言ってなかったか?」
それともただ本当に慰めるためにプレゼント持ってきてくれたのか....
俺は自然とそのプレゼントを解く。すると出てきたのは━━━━━━━━
《通知》
鹿田 雪弥殿
貴殿にはサンタ養成学校への招集がかかりました。
この招集は強制です。なお、このことを他言した場合サンタの持てる力すべてを持ってあなたを社会から消させて頂きます。ご了承下さい。
サンタクロースより
「.........は?」
★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
結果を言うと、俺はこの招集を受けた。消されたくないし。ただしオヤジは白銀の左フックで沈めといた。
そんで俺はいま、地図に載っていないサンタ秘密の島に連れてこられた。ここに例のサンタ養成学校なんてものがあるらしい。
案内役に連れられ講義室という名の新入生の集められる場所へときた。
大学の教室と同じ
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